ピンチのとき「やばい、やばい」と言っていませんか。
深く考えることなく、さらっと口にします。
ピンチのときに良く聞かれるセリフです。
差し迫った状況なのでやばいと言いたくなるもの当然に思えますが、ここは注意したいところです。
「やばい」は、焦りを助長させる言葉です。
「やばい、やばい」は「焦ろ、焦ろ」と自分に言い聞かせているのと同じです。
「やばい、やばい」と言っているうちは、なかなか気持ちが落ち着きません。
むしろますます動揺が激しくなります。
余計なストレスを感じてしまい、全身が硬直します。
ネガティブな自己暗示もかかってしまい、建設的な未来を想像できなくなるのです。
「やばい、やばい」と言いそうになったら、喉のところでぐっと止めてください。
代わりに「大丈夫、大丈夫」と言いましょう。
「大丈夫」は、気持ちを落ち着かせる言葉です。
「大丈夫、大丈夫」は「落ち着け、落ち着け」と自分に言い聞かせているのと同じです。
「大丈夫、大丈夫」と言っていると、だんだん気持ちが落ち着きます。
少しずつ心に余裕も生まれてきます。
ポジティブな自己暗示がかかり、建設的な未来も想像できるようになるのです。
「やばい」と「大丈夫」とでは、天と地の差があります。
ピンチのときに口にする言葉で、未来が変わるのです。