ピンチになったとき、神頼みをする人がいます。
「早くピンチが解決しますように」
「うまくピンチを乗り越えられますように」
普段は不信心で神様の存在を信じない人も、ピンチに遭って困ったときは、ここぞとばかりに祈りをささげ、神仏に助けを求めます。
天に向かって祈ったり神社に足を運んだりと熱心です。
たしかに「苦しいときの神頼み」という言葉もあります。
神様に祈ることで、奇跡や素晴らしい偶然が起こって、ピンチを乗り越えられることもあるかもしれません。
しかし、やるべきこともやらず、ただひたすら神頼みするばかりではNGです。
やるべきことをやらないで「ピンチが解決しますように」と祈るだけでは何も変わりません。
そもそも何もやっていないのですから「うまくいきますように」と祈るのもおかしいのです。
何もしなければ何も変わりません。
解決どころか、未解決のままです。
やがてピンチに飲み込まれ、痛い目に遭い、アウトの結末を迎えることになります。
神頼みは、やるべきことをやった後にすることです。
自分に非があれば、きちんと謝ります。
仕事にミスや誤りがあれば、きちんと修正します。
やるべきことをやり尽くしたうえで神頼みをするなら、神頼みも有効です。
神様も力を貸してくれます。
祈りが天に届き、奇跡が起こる可能性も高くなるのです。