良い人生を送るためには、人間関係が重要です。
自分にとって居心地の良い人間関係が築きあげられている人は、いろいろな幸せを感じる機会があります。
寂しさは半減し、楽しいことは倍増し、困ったときは助けてもらえます。
嬉しさや喜びを共有できる仲間がいると、それだけで幸せを感じます。
「人は1人では生きていけない」と言いますが、自分にとって心地よい人間関係の中であることが前提です。
自分が不快と感じる人間関係の中では、いくら人がいてもつらい毎日になってしまいとてもやっていけません。
たとえば、虐待をする親に育てられている子どもには、毎日の生活はまさに地獄のようになります。
自分を傷つける人がいるなら、逃げ出したくなります。
はたまた毎日いじめられていれば、学校へ登校するのもおっくうになります。
自分からアリ地獄の中に突きすすんでいるようなものです。
こんな人間関係なんてまっぴらです。
ただ人がいればいいわけではなく、自分にとって居心地のいい人間関係があることが前提なのです。
つらい人間関係の中で生まれる学びもありますが、一時的なことであって、ずっと続くとなると大変です。
地獄のおりの中から抜け出せず、もがきあがくばかりの人生になってしまうのです。
だからこそやはり自分と付き合う人は、慎重に選ばなければなりません。
どんな人と付き合えば一番自分にとってよいのかというと「褒めてくれる人」です。
一般的に言うと、褒める習慣を持っている人は前向きで性格が明るい人です。
いつも明るいことを考えていますから、人の悪いところよりいいところを見つけることができるのです。
そんな褒める人と付き合っていると、あなたの良いところを見つけてくれて褒めてくれます。
自分でも気づかなかったいいところを教えてくれたり、やる気や元気をもらったりできます。
すると、つられて自分の能力も上がります。
ピアノが上手だねと褒められれば嬉しくなり、ピアノをもっとうまくひけるようになろうと努力するようになります。
人と話すのが上手だねと言われれば、もっと期待に応えたいなと、さらに上手に話せるようにと考えるようになります。
私も「文章が上手」と言われて、文章の能力が上がった1人です。
親しい友人に褒めるのが上手な人がいて、たくさんの行動を促してくれました。
ただ褒めてくれる人と付き合っていただけですが「もっと期待に応えたい」という気持ちが強くなりました。
そしてさらに文章力を上げる努力をしたのです。
私は友人からの影響を大きく受けて、今の自分が存在しています。
それほどまでに、どんな友人と付き合うのかは重要だということです。
自分にとってよい影響のある人と悪い影響のある人を、選んで付き合うことは、自分のコントロールすることでもあるのです。