あなたの日常では、メリハリがついていますか。
メリハリをつけないと、仕事と休憩の境目があやふやになり、だらだらしてしまいます。
なかなか仕事に集中できなかったり、きちんと休憩ができなかったりするのです。
仕事中に遊びのことを考えたり、休憩中に仕事のことを考えたりするのはNGです。
メリハリをつけないと、仕事も休憩も中途半端になります。
無駄な時間を作らないためにも、しっかり抑揚のあるメリハリを心がけましょう。
仕事をするときは、しっかり仕事をする。
休憩をするときは、しっかり休憩をする。
何事もメリハリが大切です。
弛緩と緊張を作って強弱をはっきりさせることで、シーソーのようにバランスを取って、それぞれが良いリズムを生み出すのです。
メリハリをつけるにはどうすればいいのでしょうか。
自分の中に「オンオフのスイッチ」を持つようにしてください。
照明ライトのスイッチと同じイメージです。
自分の中にもオンオフを切り替えるスイッチを取り入れましょう。
たとえば、仕事や勉強するときは、オンに切り替えます。
交感神経の働きが高まって、目の前のことに集中力が高まります。
「さあ、今からやるぞ」と思えば、一瞬で仕事モード・勉強モードのスイッチがオンになります。
途中で趣味や遊びなど、余計なことを考えそうになったら「今はオンの時間だ!」を自分に言い聞かせ、邪念を振り払いましょう。
だらけた気持ちがしゃきっとして、仕事に集中できます。
仕事や勉強が終わったら、心や体をオフにして、休憩やリラックスを楽しみます。
自律神経の働きが弱まる一方、副交感神経の働きが強まって、スムーズに疲れが癒やされます。
オフのときには、しっかりオフを楽しみます。
リフレッシュやストレス解消など、たっぷり弛緩を楽しみましょう。
自分の中でオンオフのスイッチを持つことで、物事の切り替えがうまくいくようになり、メリハリをつけやすくなるのです。
ここで1つ大切なルールがあります。
「オンオフは混在させない」というルールです。
仕事と休憩の両方を同時にオンにはしません。
「オンでもないオフでもない」という中途半端な状態は、スイッチの切り替えがうまくいかなくなります。
仕事をオンにしたら休憩はオフにして、休憩をオンにしたら仕事はオフにしましょう。
オンとオフのサイクルは人によって異なります。
定番としては「45分仕事をしたら10分休憩をする」「60分仕事をしたら10分休憩をする」などのサイクルがあります。
何度かオンオフの調整を試しながら、自分に合ったサイクルを見つけておくといいでしょう。
ただし、オンの時間は、最大で90分をお勧めします。
人が集中力をキープできるのは、最大で90分が限度と言われているためです。
オンの時間は90分以内に設定するのが、上手にメリハリをつけるコツなのです。