恋愛に興味を持ち始める時期は、10代の後半ごろからです。
思春期であり、異性に興味が出てくる時期です。
この時期に限って、大切な受験時代と重なります。
思春期と受験期がずれてくれればいいですが、むしろ重なります。
神様のいたずらにさえ感じますね。
私が学生時代は、こんな話をよく耳にしました。
「受験中に恋愛すると、試験に落ちる」
付き合っていると、恋人のことが気になって勉強に集中できなくなり受験に失敗する、という意味です。
本当にそうでしょうか。
好きな人がいればそれでいいです。
付き合っている人がいれば、無理に別れる必要もありません。
事実、私が学生時代には、付き合っているにもかかわらず大学に合格する人が大勢いました。
私も今、恋人がいますが、彼女がいて勉強に集中できなければ、こんなにたくさんの文章を書くこともできなかったはずです。
大切なことは、恋人がいるかどうかではありません。
オンとオフの「メリハリ」があるかどうかです。
恋人がいて本当に受験に落ちてしまう人は、いつもその人のことばかりに没頭して、メリハリがなくなってしまうことが原因です。
メリハリを忘れた人は、恋人問題に限らず、何でも失敗します。
好きな人がいても、デートの時間と勉強の時間をきちんと分けてメリハリをつけていれば、まったく問題ありません。
そういうメリハリをつけやすくなり、むしろ受験がうまくいきやすくなることもあるでしょう。
デートの時間が気分転換になると感じる人もいるはずです。
勉強への励みになる人もいるでしょう。
恋人とデートする時間はあっても問題ありません。
その代わり、勉強にも集中する時間をきちんと確保できていればいいのです。