ぐだぐだ言い訳をする人がいます。
遅刻をしたとき、言い訳をします。
「電車が遅延が発生したので……」
「目覚まし時計が鳴らなかったので……」
仕事でミスをしたとき、言い訳をします。
「睡眠不足で頭が回らなくて……」
「書類のテンプレートが古くて……」
納期が遅れたとき、言い訳をします。
「ほかの仕事の対応に追われていたので……」
「家庭の事情でばたばたしていたせいで……」
言い訳をする人にかぎって、ぐだぐだ長いのが特徴です。
言い訳は責任逃れでしかありません。
少しでも自分の評価を落としたくないため、自然と言い訳が長くなってぐだぐだするのです。
言い訳は、されて気持ちのいいものではありません。
露骨な保身が見えるので、相手は眉をひそめます。
言い訳は、さらに自分の評価を下げるだけ。
言い訳をすればするほど、相手に不誠実な印象を与えてしまうことになります。
ましてや「あの人のせいです」「相手のせいです」など責任転嫁をしようものなら、ますます悪印象です。
言い訳をしたところで、相手はすんなり納得してくれません。
「保身だね。責任から逃れたいんだね」と相手にうんざりされ、不快にさせてしまいます。
言い訳をしたところで、かえって自分の評価も印象も悪くなるだけです。
相手はなかなか非を認めないことにいらだちを覚え、ますます評価を落とすことになります。
自分に非があれば、まず謝ることが第一です。
言い訳をするくらいなら、さっさと謝ればいいのです。
そこに迷いもためらいもありません。
素直に自分の非を認め、すぐ頭を下げます。
自分の評価が落ちるとしても、自分に非があるなら仕方ないことです。
言い訳をしないで謝ったほうが、評価は落ちるとしても、素直さや誠実さは伝わります。
ぐだぐだ余計な言い訳はせずすぐ謝ったほうが、時間の無駄がありません。
傷は浅く済み、相手の怒りが収まるのも早くなるのです。