信頼される人になるために、ネガティブな発言は控えるようにしましょう。
まず注意したい発言は「悪口」です。
信頼される人になりたければ「人の悪口は厳禁」と考えてください。
たとえそれが本音であってもです。
あくまで人のことを悪く言うのであって、自分に関係ないと思うかもしれませんが、大きな誤解です。
悪口は自分に跳ね返ります。
悪口を口にする人は、その人の性格まで悪く見えるもの。
人を落として自分を良く見せようとするのは悪趣味であり、知性や品格を落とします。
悪口を言えば言うほど、口にした人の印象が悪化していきます。
そして信頼からも遠くのです。
「少しくらいならいいのではないか」と思うかもしれませんが、悪口は「少し」であろうとNGです。
少し悪口を言ったとしても、悪口を言った事実に変わりありません。
相手からは「悪口を言う人」と判断され、信頼を落とすことにつながります。
悪口を「人間関係の潤滑油」として利用する人がいますが、ここはしっかり襟を正したいところです。
たしかに悪口には盛り上がりやすい傾向があり、一定の効果があるのも事実。
だからといって軽い気持ちで口にすべきではありません。
「いつか私も陰で悪口を言われるのではないか」と不安を感じさせ、かえって警戒されるようになります。
悪口は、遅かれ早かれ、自分に跳ね返ってきます。
悪口が盛り上がりやすい話題だとしても、結局本人の印象を悪くするため、口にファスナーをしておくのが賢明です。
見落としやすいのが「愚痴」と「噂話」です。
悪口ではありませんが、ネガティブな発言の1つであり、悪印象につながる発言です。
愚痴を言うと、相手に不快な思いをさせたり迷惑がかかったりします。
噂話をすると、口の軽い印象を与えます。
信頼を得るにはネガティブな発言を徹底的に避ける必要があるため、悪口だけでなく、愚痴や噂話も控えるようにしましょう。
どうしても我慢できないこともあるでしょう。
ネガティブな発言は控えるべきですが、だからといって何でも我慢するわけにもいきません。
不満があるにもかかわらず、ひたすら耐えるのは、ストレスがたまるばかり。
どうしても言いたいことがあるなら「改善要望」として伝えましょう。
改善要望は悪口に当たらないため、どしどし伝えてOKです。
改善要望という形であれば、好意的に受け入れられるでしょう。
悪口・愚痴・噂話は何も生みませんが、改善要望は現状をより良く変えるきっかけになります。
文書やメールなど、正式な形で伝えるようにすれば、相手も前向きに検討してくれるはずです。
ちょっとした一言であっても、そこからアイデアが生まれる可能性もあります。
仕事や現場のことを真剣に考えている姿として映るので、むしろ信頼にはプラスです。