信頼に欠かせないことの1つが「報告・連絡・相談」です。
どれか1つを心がけるのではなく、3つのすべてを心がけることが大切です。
いちいち上司に声をかけなくていいだろうと思いがちですが、油断は禁物です。
面倒な気持ちがあって、スルーするのは良くありません。
報告・連絡・相談がないと、信頼のマイナス評価を招きます。
「消極的」「やる気がない」と判断され、なかなか信頼されないのです。
報告と連絡は混同されがちですが、意味は異なります。
報告とは「仕事の『結果』を伝えること」をいい、連絡は「仕事の『進捗』について伝えること」をいいます。
意味に違いはありますが、どちらも重要であることに変わりないため、それぞれ小まめを心がけるようにしてください。
上司から「あれはどうなった?」と声をかけられたら、イエローカードです。
報告・連絡・相談が少ない証拠です。
上司から声をかけられる前に、こちらから先に声をかけるようにしましょう。
報告・連絡・相談を小まめに行うことで、上司は安心します。
うっとうしく思われるくらいでちょうどいいのです。
依頼した仕事が今どうなっているのか細かく伝えることで、やる気や積極性が評価されるのです。
口うるさい上司も、報告・連絡・相談を小まめに行えば、嘘のようにおとなしくなります。
報告・連絡・相談が少ないから口うるさく言うのであって、小まめにできていれば、何も言うことはないのです。
仕事で重要な判断が必要になれば、独断で進めるのではなく、一度上司に相談しましょう。
何の相談もなく、独断で仕事を進めると、上司からの信頼を損ねます。
もちろんすぐ相談するのではなく、自分で考えたうえで相談を持ちかけるのが前提です。
頭に汗をかいたうえで上司に相談すれば、快く応じてくれるはずです。
上司の迷惑にならないかと不安に思う人もいるかもしれませんが、人は誰かに頼られて悪い気はしません。
相談することで、上司は社会的欲求が満たされるため、嬉しく感じるのです。
報告・連絡・相談を小まめに行うと、どんどん信頼が高まります。
信頼を高めるだけでなく、上司との人間関係もスムーズになるのです。
報告・連絡・相談はどれも重要ですが、特に力を入れたいものがあります。
「連絡」です。
一番重要というわけではなく、一番油断しがちだからです。
仕事の結果を伝える報告や困ったときの相談は、誰でも忘れず行いますが、連絡については気を抜く人が多い。
連絡はちょっとしたことなので軽視されがちですが、実際は私たちが思っている以上に価値があります。
報告・連絡・相談のなかでも、連絡には力を入れておくのがベターです。
上司から「わかった、もういい」と言われるくらいでちょうどいい。
小まめな連絡を心がけると、それだけ信頼も高まっていくのです。