公開日:2022年9月7日
執筆者:水口貴博

信頼される人になる30の方法

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両面提示は、信頼アップの技術。メリットだけでなく、デメリットも提示しよう。

両面提示は、信頼アップの技術。メリットだけでなく、デメリットも提示しよう。 | 信頼される人になる30の方法

信頼されるためには、メリットだけ伝えればいいわけではありません。

私たちは、交渉がスムーズに進むよう、メリットだけを伝えてしまいがちです。

デメリットを伝えると交渉が失敗するかもしれないので、伏せておこうと考えるのが一般的ではないでしょうか。

あるいは「聞かれたら答える」という姿勢で臨む人も多いはずです。

しかし、ここが良くある誤解です。

メリットばかり伝えることが、信頼につながるとは限りません。

うますぎる話には裏があるように、メリットしか提示していないと、相手は不信感を覚えます。

「話がうますぎる」

「何か裏があるのではないか」

「重大なデメリットを隠しているのではないか」

どんなことでも、メリットしかないという状況はあり得ません。

何事もメリットだけでなく、デメリットも存在するもの。

メリットばかり提示していると、相手はうまく話に乗せられているように感じて、違和感を覚えます。

かえって警戒され、なかなか信頼されないのです。

両面提示は、信頼アップの技術

信頼されるためには、メリットだけでなく、デメリットも伝えるようにしましょう。

これを「両面提示」といいます。

商品説明の際は、長所だけでなく、短所も伝えます。

プレゼンのときは、プラス面だけでなく、マイナス面も伝えるようにします。

メリット・デメリットの両面を提示することで、相手は正しく吟味しやすくなります。

正直で誠実な印象も伝わるため、説得力の向上にもつながります。

それが結果として、信頼へとつながっていくのです。

交渉が失敗に終わっても、それで良しと考える

もちろんデメリットを提示することには、リスクがあります。

相手から拒否されたり話を断られたりして、交渉が失敗に終わるかもしれませんが、悪いこととは言えません。

断られることがあったとしても「それはそれで良かった」と考え、相手の判断を尊重しましょう。

相手に無理やり押し付けるようなことがあってはなりません。

相手が正しく吟味したうえでの結論ですから「相手のためになっている」と言えます。

少なくとも信頼アップにはつながっているので、次のチャンスにつながります。

そのときは断られても、信頼関係は継続しているので、別の機会で声をかけてもらえることがあるかもしれません。

本当に相手のことを思うなら、両面提示は必須です。

両面提示は、信頼アップの技術なのです。

信頼される人になる方法(20)
  • メリットだけでなく、デメリットも提示する。
信頼しない人は、信頼されない。
信頼する人が、信頼される。

信頼される人になる30の方法

  1. 信頼の程度は「信頼貯金の量」で決まる。
  2. 信頼貯金は、増やすのは大変でも、減るときは一瞬。
  3. 信頼に近道はない。
  4. 信頼される人になるためには、まず約束を守ることが欠かせない。
  5. 信頼される人は「白いうそ」はついても「黒いうそ」はつかない。
  6. 信頼される人は「時間厳守」を徹底している。
  7. 信頼される人は、余計な言い訳をせず、素直に謝る。
  8. 信頼される人になるためには、仕事の知識やスキルが欠かせない。
  9. 信頼される人は、身だしなみと言葉遣いが整っている。
  10. ビジネスマナーが身についている人は、信頼されやすい。
  11. 再確認の習慣があると、信頼される。
  12. スピードのある人が、信頼される。
  13. 言うことがころころ変わる人は信頼されない。
    話に一貫性のある人が信頼される。
  14. 人によって態度を変える人は、信頼されない。
    態度に一貫性のある人が、信頼される。
  15. 話を聞く人は、信頼される人。
    傾聴は、信頼関係の構築に欠かせない姿勢。
  16. 信頼できる人は、最善主義者。
    ベストを尽くす姿勢は、信頼を勝ち取る姿勢。
  17. 人の悪口は言わない。
    愚痴や噂話も控えよう。
  18. 間違いや失敗は、隠したりごまかしたりしない。
    正直に告げることが、信頼につながる。
  19. 報告・連絡・相談を小まめに行うことで、信頼が高まる。
  20. 両面提示は、信頼アップの技術。
    メリットだけでなく、デメリットも提示しよう。
  21. 信頼しない人は、信頼されない。
    信頼する人が、信頼される。
  22. 秘密主義の人は、信頼されない。
    積極的に自己開示をすると、信頼される。
  23. お金にだらしない人は、信頼されない。
    お金にきちんとしている人が、信頼される。
  24. 口が軽いと、信頼から遠ざかっていく。
    口が堅いと、信頼につながっていく。
  25. 信頼される人には「落ち着いた言動」がある。
  26. 肯定から入るのが、信頼関係を築くコミュニケーション。
  27. 実績を積み上げていくことが、大きな信頼につながる。
  28. 思いやりの心ほど美しいものはない。
    信頼できる人には「他人を助ける姿勢」がある。
  29. 責任から逃げる人は、信頼されない。
    自分で責任を取る人が、信頼される。
  30. 信用できない人と付き合わないこと、信用できる人と付き合うことが、信頼強化につながる。

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