飲食店にいると、ほかのお客さんの「ありがとう」が聞こえてくることがあります。
あるとき、そばにいるお客さんから「ありがとうございます。わあ、おいしそう!」という声が聞こえてきました。
料理が運ばれ、おいしそうな料理に感動したのでしょう。
メニューの写真より立派な料理が運ばれ、驚かされることがありますね。
運んできてくれた店員さんに感謝を伝えていることがわかります。
またあるとき、出入り口のほうから「ごちそうさまでした。また来ますね!」という声が聞こえてきました。
レジで会計を済ませたとき、お客さんが店員さんにお礼を伝えたのでしょう。
おいしい料理に満足できて、良い時間を過ごせたことが伝わってきます。
自分に言われたわけではありませんが、聞いていて気持ちよく感じませんか。
感謝の言葉には温かい気持ちにあふれています。
自分は第三者の立場ですが、なぜか不思議と幸せな気持ちになりますね。
ふと耳に入って、こちらまで幸せな気持ちになったことがあるのではないでしょうか。
これは逆の立場であっても、同じことが言えるのです。
あるとき、あなたが店員さんに「ありがとうございます。わあ、おいしそう!」と言いました。
それをそばで聞いたお客さんは、ちょっと幸せな気持ちになったでしょう。
レジで会計を済ませたあなたは、店員さんに「ごちそうさまでした。また来ますね!」と伝えました。
それをそばで聞いたお客さんも幸せになったに違いありません。
あなたは目の前の店員さんに感謝を伝えただけですが、実は知らないうちに、ほかのお客さんを温かい気持ちにさせているのです。
感謝の言葉には美しい響きがあります。
「ありがとう」ほど美しい言葉はありません。
感謝の言葉には、店員さんだけでなく、周りのお客さんも幸せにする力があります。
感謝の言葉は、ほかのお客さんに聞こえても恥ずかしくありません。
むしろ周りのお客さんを幸せな気持ちにさせるのですから、たっぷり伝えていきましょう。
雰囲気が許すなら、大きな声で伝えてもOKです。
感謝の言葉を伝えるのに遠慮は不要です。
あなたが発する感謝の言葉は、店員さんだけでなく、周りのお客さんも幸せにするのです。