続くお店と消えるお店は、どこに違いがあるのでしょうか。
「感謝の言葉に心がこもっているかどうか」です。
お会計のときやお店から出るとき、店主や店員さんが「ありがとうございました」と声をかけます。
ここまではどちらのお店も共通しているのですが、違っているのは「心」です。
消えるお店は「ありがとうございました」に心がありません。
「ありがとうございました……」
淡々とした言い方だったり、ぼそぼそした小さな声だったりします。
しかも無表情です。
心がこもっていない感謝の言葉は、いくら言ったところでお客さんの心に響くことはありません。
感謝の言葉も、心がこもっていなければ、単なる「音」にすぎません。
お客さんはお店を出てから、ちょっと残念な気持ちになります。
「また行きたい」という気持ちにならず、お店から足が遠のくのです。
一方、続くお店は感謝の言葉に心がこもっています。
「ありがとうございました! またのご来店をお待ちしております!」
声に力が入っていてトーンも高い。
しかもにこにこしながら「ありがとうございました」と心を込めて感謝してくれます。
しっかり心がこもっているので、きちんと感謝の気持ちがお客さんにひしひし伝わります。
お店を出たお客さんは、気持ちのいい余韻が続き「また来よう!」と思います。
お客さんからの支持が得られ、リピーターの獲得となり、お店が続くのです。
感謝の言葉は言えばよいものではありません。
大切なのは「心がこもっているかどうか」です。
お店を続けたいなら、心を込めて「ありがとうございました」と感謝することが大切なのです。