失敗とは、成功への近道です。
人生で成功するために大切なことは、失敗をどれだけ早い段階で、どれだけ多く経験できるかにかかっています。
経験を、音楽のレコード盤だとします。
失敗は、レコード盤のB面です。
それをひっくり返せば、成功のA面になります。
レコード盤が大きいサイズであるほど、大きい失敗にもなり、また大きい成功にもなるのです。
大切なことは、どうひっくり返すか。
大きいレコード盤であるほど、ひっくり返すのが大変です。
しかし、ひっくり返すことは、実は簡単なことです。
気づくだけでいいのです。
気づくためには「意識」を変えるだけでいいのです。
意識改革です。
たとえば「いいかげん」という言葉があります。
ある人は、いいかげんという言葉に対してマイナスなイメージを持っています。
いいかげんは、悪いことと思い込んでいます。
本人は気づいていないだけです。
いいかげんなことは、実はよいことなのです。
「いいかげんなのが、ちょうどいい、加減」だからです。
これに気づけるかどうかです。
意識を少し変えるだけで、ストレスが軽くなります。
自分のプライドや思い込み、肩書やお金のせいで、なかなか意識が変えられないものです。
「いいかげん」という言葉にしても、本人の頑固な思い込みやプライドがあります。
意識を変えてしまえば、生き方が楽になります。
失敗だと思うのではなく、成功だと思い込んでしまうのです。
考えを変えてしまう柔軟さが大切です。
失敗の数を経験すればするほど、できなかったことができるようになります。
できないことは、ただそれをまだ失敗していないからです。
できるために、一度失敗をしてしまうといいのです。
どれだけ失敗を早い段階に、どれだけたくさん経験できるかが大切なのです。