スピーチやプレゼンの冒頭は、感謝の言葉から始めましょう。
感謝の言葉には、緊張をほぐす効果があります。
あらためて考えると、スピーチもプレゼンも、実に光栄なイベントです。
自分の発表のために、わざわざ多くの人たちが同じ時間・同じ場所に集まってくれました。
たとえスピーチの位置づけが、プログラムの一部であっても、自分の発表のために時間を割いてくれることは事実。
この点に気づくと、光栄であり、自然と感謝をしたい気持ちが湧いてくるでしょう。
感謝の言葉は、すてきな響きになります。
「本日はお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます」
「遠いところからお越しいただき、本当に感謝いたします」
「貴重なお時間をいただき、心から感謝の気持ちでいっぱいです」
第一声から大きな声で伝えましょう。
決まり文句のような言い方ではなく、きちんと心を込めて言うのがポイントです。
感謝の言葉を伝えると「自分は恵まれている」「ありがたい」という方向に意識が向き、緊張から意識がそれます。
「感謝」という前向きな行為をしているため、自分に自信を持たせることもできます。
感謝の言葉は、相手にお礼を伝える言葉であると同時に、自分の気持ちを落ち着かせる言葉でもあります。
スピーチやプレゼンでは、何から話し始めていいか迷いやすい場面。
少なくとも感謝の言葉を伝えておけば、よいスタートになります。