電車やカフェテリアで座るとき、間隔を開けながら座っていくのが一般的です。
人には「パーソナルスペース」があります。
パーソナルスペースとは個人を取り囲む空間のことをいい、ここに人が侵入してくると不快感を覚えます。
パーソナルスペースは、相手との関係性によって異なります。
知らないほど広くなり、親しい人ほど狭くなります。
空席が目立っていてがらがらにもかかわらず、いきなり知らない人の横に座るのは抵抗を感じるでしょう。
電車やカフェテリアでは、人同士の間隔を空けながら座るのが暗黙の了解になっています。
間隔を空けながら座っていき、だんだん席が埋まっていくのが一般的です。
そうした座り方が癖になっているためでしょうか。
自由席の交流会のときでも、間隔を空けながら座ろうとする人がいます。
これは不要の配慮です。
あらかじめ席の位置が決まっているなら別ですが、自由席であれば、どんどん進んで人の横に座っていくことです。
交流会は「交流」が目的だからです。
間隔を空けて着席すると、相手に悪い誤解を与えかねません。
相手は「避けられているのかな」「話しかけられたくないのかな」と感じて、せっかくの交流のチャンスを逃してしまいます。
交流を目的とした場では、自分から人に近づいて接していくのが正解です。
交流会であれば、突然知らない人の隣に座っても、自然と受け入れてもらえるでしょう。
席位置が決まっていないければ、どこに座ればいいのでしょうか。
狙い目は「元気な人」です。
元気な人がいれば、ぜひ隣に座らせてもらいましょう。
元気な人は、たいていは表情も明るく生き生きした雰囲気を出しているので、見てすぐ分かります。
知らない人であってもいいのです。
もちろん異性の隣に座ってみるのもOK。
空席が目立っていても、元気な人の横に座るのがいい。
元気な人の横に座れば、その人からエネルギーをもらえます。
楽しくおしゃべりができ、テンションもどんどん上げていけます。
テンションが上がれば、ほかの人にも話しかけやすくなり、人の輪を広げやすくなるでしょう。
交流の場が出会いの場となり、有意義な時間を過ごせるのです。