最も不吉な夢といえば、何でしょうか。
何と言っても「自分が死ぬ夢」でしょう。
事故や病気で自分が死んでしまう夢を見て、飛び起きたことがあるかもしれません。
あるいは、誰かに殺される夢を見たこともあるかもしれません。
「もうダメだ。人生が終わる」と思った瞬間、ぱっと目が覚めます。
「なんだ夢か……」とほっとする。
汗で全身がびっしょりで、心臓の鼓動がばくばくしている。
自分が死ぬ夢を見たら、何だか不吉な出来事が起こりそうで不安になるかもしれません。
精神的に病んでいるのかなと思ってしまうこともあるでしょう。
後味が悪くて、朝からもやもやするかもしれませんが、ここで大切なことがあります。
死ぬ夢を見たら、喜んでください。
命の尊さを再認識する機会にしましょう。
「生きていることはなんて素晴らしいのだろう!」と、生きている実感を味わう機会にするのです。
死ぬ夢から目が覚めたら、まず生きていることを喜んでください。
「ああ、夢でよかった。生きていてよかった!」と。
夢とはいえ軽視できません。
夢であっても、疑似体験の1つとしてカウントできます。
現実さながらのリアル体験ができたでしょう。
夢から覚めた瞬間、生きていることがどれだけ素晴らしいことか、身に染みるはずです。
普通に生きているのはありがたいことです。
おいしいものを食べたり、趣味に打ち込んだり、友人とおしゃべりを楽しんだりできるのも、命があるおかげです。
仕事や勉強ができるのも、もちろん命があってのこと。
生きているからこそ、この世でいろいろなことができます。
死ぬ夢を見ると、不吉な予感がするかもしれませんが、あくまで夢にすぎません。
悪夢とはいえ、現実になる根拠はないので安心してください。
命があるのはありがたいこと。
生きているのは素晴らしいこと。
死ぬ恐怖と引き換えに、生きている感謝が得られます。
生きていると大変なこともありますが、それ以上に楽しいこともあります。
死ぬ夢を見たら、生きている喜びを実感する機会にしましょう。
命の尊さを噛み締めることで、現実の見え方が違って見えるはずです。
死ぬ夢が死生観を変えるきっかけになることもあるのです。