あるときあなたは初対面の人から自己紹介をされました。
「初めまして。○○といいます。よろしくお願いします」
1対1の場面で自己紹介をされたとき、どんなリアクションをしていますか。
「はい、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」
こうした返事で終わらせていないでしょうか。
丁寧な返事に思うかもしれません。
いたって普通で問題ないように思えますが、実はNGポイントがあります。
「よろしくお願いします」という返事だけは物足りない。
一方的な自己紹介になっているのです。
おそらく相手はもやもやした気持ちになっているでしょう。
相手は心の中で「名前がわからない」「自己紹介を返してくれないのだろうか」と思っているはずです。
「名乗れないような事情でもあるのだろうか」と不信感を覚え、余計な邪推を巡らせているかもしれません。
自己紹介でつまずくと、第一印象に影響します。
これはプライベートで起こりがちです。
ビジネスでは名刺交換をするので、お互いの名前がわかります。
一方、プライベートでは基本的に名刺交換がないため、自己紹介をされたらそのまま終わりになるケースがあります。
いつの間にか一方的な自己紹介で終わってしまうケースがあるのです。
自己紹介には、自己紹介を返すのがマナーです。
相手から自己紹介をされたら、こちらも自己紹介を返しましょう。
「初めまして。○○といいます。よろしくお願いします」と返すだけです。
名前は、フルネームが基本です。
自己紹介に自己紹介で返すのは、自己開示の1つです。
自己紹介も、朝の挨拶と同様「先手」を心がけたい。
出会ったら、こちらから先に自己紹介です。
相手も自己紹介で返してくれるはずです。
お互いの名前がわかることで、スムーズに知り合えます。
初対面の印象が良くなって、話が弾むのです。