商談の際、なかなかお金の話を出さないクライアントがいます。
「いつお金の話になるのだろうか」と思っていると、結局お金の話が出ないまま、1回目の商談が終了です。
次の商談でお金の話が出てくるかと思いきや、2回目もスルーで終了です。
何度か商談を重ねて、ようやくお金の話が出てくるのです。
こういうクライアントに心当たりがあれば注意フラグを立ててください。
ビジネスで一番肝心なのはお金ですから、初回の商談で出すのがマナーです。
にもかかわらず、なかなかお金の話が出ないのは、お金を出し渋る気持ちの裏返しです。
こういうクライアントは、支払いが遅かったり後から不当な言いがかりをつけてきたりする傾向があります。
お金の話がこじれると、裁判沙汰になるケースもゼロではありません。
後からトラブルになる可能性が高いため、早めの段階でお断りするのがいいでしょう。
クライアントが大手や老舗であったり、こちらに有利な条件があったりする場合を除き、安易に関わらないことをおすすめします。
1回目の商談でお金の話が出なければ、即レッドカードを出して、その時点で見切りをつけるのが得策です。
逆にあなたがクライアントの立場になることもあるでしょう。
あなたが仕事を依頼する立場なら、お金の話は1回目の商談で出してください。
金額も、濁した数字ではなく、はっきりした数字を提示することです。
仕事の性質上すぐ具体的な数字を出せないなら、いつ明確になるのか伝えて、先方の了承をいただくようにしてください。
いきなりお金の話をするのは抵抗を感じるかもしれませんが、誤解です。
ビジネスで一番肝心なのはお金ですから、遠慮なくお金の話を出してください。
1回目の商談でお金の話が出せば、先方も受注の判断がスピーディーになり、話も早くなります。
仕事を依頼する側・される側の双方にとって、メリットがあるのです。