トラブルが去った後、どんな姿勢でいるかです。
トラブルが去った後の姿勢は、人生を左右するほど大切なポイントです。
トラブルが発生して、粘り強く対応した結果、ようやく解決できました。
なかなか一筋縄ではいかず苦労はありましたが、何とか決着がつきました。
「よかった、よかった。一安心だね。もう大丈夫だね」
トラブルが去れば、ほっとしたいところでしょう。
頑張った自分に対しても「偉いね!」と褒め言葉を送りたいところでしょう。
両手を挙げて喜び、祝杯を挙げたいところですが、安心するのはまだ早い。
トラブルが去ってほっとすると油断します。
足元に落とし穴があっても、油断していると気づけません。
不注意が生まれて新しいトラブルを招くことになるでしょう。
トラブルが去った直後、まったく別の方向からトラブルがやってくる可能性もゼロではありません。
映画やドラマでも「トラブルの後にトラブル」は定番です。
私たちは「トラブルが去れば平穏が訪れる」と考える傾向があります。
そう思いたい気持ちがり、そうであってほしい願いがあります。
自然な人間心理ではありますが、ここがポイントです。
あらためて考えると、トラブルが去った後に平穏が訪れるとは限りません。
トラブルが去ってすぐ別のトラブルが起こる可能性も考えられます。
トラブルが去った後は油断しやすいので、通常よりトラブルが発生しやすい状況とも言えるでしょう。
トラブルが去った後ほど危ない瞬間はないのです。
トラブルが去った後こそ気持ちを引き締めるようにしてください。
気が緩んで心に隙が生まれそうになったら、ぴしゃりとむちを打って注意喚起を促しましょう。
「まだ安心できない。油断は禁物。こういうときが危ないんだよね」
心の隙は誰にでもあるものですが、意識することでなくしていくことが可能です。
油断しないことも、冷静の1つです。