交際前であれば、おごってもらうことが多いのもありです。
おごることは「あなたを大切にしています」というアピールでもあります。
「恋愛成就の先行投資」という考え方もあります。
男性が女性におごるケースが一般的ですが、その限りではありません。
年の差恋愛で年上女性が年下男性におごるケースもあるでしょう。
「おごってばかり」「おごられてばかり」という状況があるのは自然なことです。
しかし、交際が始まれば、性別に関係なく対等な関係です。
交際前の名残が続いて、おごってもらうばかりの関係が続いていると、思わぬ落とし穴に落ちてしまいます。
交際が続かない人は、おごってもらってばかりいます。
食事でも映画でも遊びでもおごってもらってばかりで、自分からおごることがありません。
交際前はおごってもらうのが普通だったので、その関係が定着して、交際中もおごってもらうのが当然と考えています。
「ごちそうさま」「ありがとう」と毎回お礼を伝えても、恋人はだんだん不満が募ってきます。
おごられるほうが楽かもしれませんが、おごるほうは大変です。
恋人は経済的な負担が大きくなり、交際を続けることが大変になります。
また恋人は「おごってもらって当然」という態度も気になって、いい気がしません。
だんだん気持ちが離れていき、交際が長く続かないのです。
一方、交際が続く人は、おごる・おごられるのバランスを考えます。
いつまでもおごってもらってばかりでは申し訳ないと考え、配慮を忘れません。
「今回は私が出すよ」「今度は私のおごりです」と声をかけ、たまには負担します。
時には割り勘にして、経済的負担のバランスを考えます。
性別や年齢差でちょっとバランスが崩れることはあっても、極端なアンバランスは防ごうとします。
そうした配慮があると、恋人の経済的負担が軽くなって助かります。
優しい気遣いに感謝して、交際を続けていけるのです。
交際関係は、二人三脚の関係です。
経済的に依存するのはよくありません。
交際前は偏りがあっても、交際関係になれば、二人三脚でバランスを考えることが必要になります。
いくら恋人がお金持ちであろうと、負担が極端に偏るのはよくありません。
交際を続けるためには、おごる・おごられるのバランスを考えることが欠かせないのです。