「貧血だから仕方ない」
この言葉に心当たりがあれば要注意です。
貧血とは、血流中の赤血球数・ヘモグロビン量が減少している状態のことをいいます。
貧血になると、酸素が体に行き渡りにくくなるため、体中に悪影響が出ます。
もともと貧血で悩んでいる人も多いでしょう。
特に女性は、生理で血液が失われるため、男性に比べて貧血になりやすい傾向があります。
貧血になると、次のような言葉が増えます。
「貧血だから朝が弱い」
「貧血だから力が出ない」
「貧血だから疲れやすい」
貧血になると、疲れやすく力が出にくくなるため、行動力が低下します。
すべての行動力が低下すると、人生全体の質にも影響します。
貧血をそのままにしていると、気力だけでなく、行動力まで衰えます。
行動しないのが当たり前になると、ますます貧血が悪化していき、夢は遠のくばかり。
免疫力が恐ろしいのは、だるさや疲れを招くだけでなく、免疫力の低下を招くことです。
免疫力が低下すると、病気にかかりやすく治りにくくなって、厄介な事態に発展します。
貧血の人でよくあるのが「仕方ない」で終わらせてしまうパターンです。
「貧血だから仕方ない」で終わらせていませんか。
生まれつき貧血だと「貧血が当たり前」というずれた感覚になりがちです。
貧血が体質の問題によるものだと「改善できない」「手の施しようがない」と考えるかもしれませんが、ここがポイントです。
貧血は、改善できる症状です。
体質の問題もありますが、だからといって改善ができないわけではありません。
完治が難しくても、症状を軽くすることが可能です。
貧血を放置するのはよくありません。
放置していると、そこから別の病気に発展して、連鎖するケースもあります。
好ましくない状況なのは事実ですから、改善に取り組むことが必要です。
改善から逃げるのではなく、立ち向かいましょう。
貧血になりやすい体質だとしても、体質の問題で諦めてはいけません。
「仕方ない」を言い訳にしたら、改善するものも改善しません。
貧血は、人生の質の低下を招く原因になるため、知らず知らずのうちに悪影響が広がります。
医療が発達した現代社会では、貧血を改善する方法があります。
肉をたくさん食べて、しっかりタンパク質を取ります。
鉄分を多く含んだ食事を意識します。
食事で補えないなら、サプリメントを利用する方法もあります。
貧血が重度の場合は「輸血」という方法もあります。
もし貧血の改善に取り組んでいるにもかかわらず効果が出ないなら「何かが間違っている」ということです。
「なぜか改善しない」という状態なら、その原因を突き止めてください。
主治医に相談して、原因を突き詰め、より正しい改善に取り組むことが大切です。
貧血は、改善できる症状です。
「仕方ない」で終わらせるのではなく、きちんと改善に取り組む姿勢が大切なのです。