完璧にできなくても落ち込まないでください。
なぜ完璧でなければいけないと思っているのでしょうか。
「完璧でなければいけない」という考え方は幻想です。
完璧主義で生きていると、いらいらすることが増え、何かとストレスに悩まされます。
何事も100点でなければ気が済まなくなり、疲れやすくなったり感情の波が激しくなったりします。
エスカレートすると、寿命を縮めてしまうのですから笑えません。
一度冷静に考えてみてください。
完璧でなくても何とかなります。
完璧な話し方や言葉遣いでなくてもいいのです。
だいたい意味が通じれば問題ありません。
海外旅行に行ったことがある人なら、言葉が通じなくても何とかコミュニケーションができたことを経験しているでしょう。
完璧な文章を書けなくてもいいのです。
だいたい内容が伝わっていればOKです。
完璧の文章を目指すと、論文や条文のように堅苦しくなって読みにくくなります。
完璧な仕事ができなくてもいいのです。
仕事は、クオリティーよりスピードです。
最低限がクリアしていればいいことです。
60点の仕事をさっと仕上げるほうが、改善サイクルを回しやすくなって、上司も取引先も安心します。
世の中に、完璧でなければいけないことなど1つもありません。
完璧でなくても生きていけます。
間違えたら直せばいいことです。
迷惑をかけたら謝ればいいことです。
悪いところが見つかったら、今後の課題として取り組めばいいことです。
完璧にできないからといって、病気や大けがをするわけではありません。
完璧でなくても、命を取られる心配もありません。
もちろんプロとして仕事をする以上、与えられた仕事はきちんと仕上げる必要はあります。
だからといって、完璧である必要はありません。
100点満点を達成できなくても問題ありません。
世の中に完璧な人間は1人もいないのですから、完璧な仕事ができる人も1人もいません。
完璧でなくても幸せになれます。
世の中には、完璧でなくても幸せな人がたくさんいます。
あなたの周りにいる幸せな人に注目してみてください。
幸せな人に限ってみんな完璧ではない人のはずです。
間違っても笑い飛ばしているでしょう。
できないことや苦手なことがあっても、あまり気にせず、まあいいかの精神で生きているはずです。
この事実に気づけば「なぜ私は完璧を目指しているのだろう?」とはっと思うはずです。
なんて窮屈で疲れるのでしょう。
疲れやすくなって当然です。
何らかのきっかけで「完璧でなければいけない」と思い込んでいて、完璧主義の思考にとらわれています。
そもそも完璧なくてもいいとわかれば、もっと私たちは気楽に生きられます。
早く悪い思い込みから目を覚ましてください。
もっと肩の力を抜いてください。
完璧でなくても、だいたいできていればいいのです。
完璧でなくても何とかなります。
完璧でなくても生きていけます。
完璧でなくても幸せになれるのです。