「仕事が遅い」
「歩くのが遅い」
「覚えるのが遅い」
スピードが遅くて悩んでいませんか。
世間では「遅いこと=悪いこと」という風潮があります。
速くて褒められることはあっても、遅くて褒められることはなかなかありません。
あまり遅いと「どうして速くできないの?」と責められることもあるでしょう。
のろのろしている自分に嫌気を起こしている人もいるでしょう。
何もかもが遅いと、自分がカメのように感じるかもしれません。
しかし、遅いことを悪いことと考えるのは早計です。
足が遅いのは仕方ありません。
マイペースは人によって違います。
速いスピードがマイペースの人もいれば、遅いスピードがマイペースという人もいます。
もともと遅いスピードの人が無理に急ぐと、リズムを崩して息切れを起こすでしょう。
先天的な事情で遅い場合もあるでしょう。
先天的なことは変えようがありません。
頑張っても練習してもどうやっても、遅い足を改善するのは難しいときがあります。
足が遅いことは、欠点ではなく、個性と考えたほうがいいでしょう。
足が遅いカメでも希望はあります。
足が遅いカメなら、歩き続けるカメになればいいのです。
仕事のスピードは遅くても、こつこつ続けましょう。
歩くのが遅くても、マイペースで歩き続けます。
覚えるのが遅ければ、人の何倍も努力すればいいこと。
周囲が速くても気にせず、自分は自分のペースを死守します。
たまには休憩もしますが、過度な休憩はしません。
疲れが回復したら、再び歩き始めます。
足が速いから素晴らしいとは限りません。
足が速いウサギは、スピードに慢心して油断します。
スピードは速くても、途中で「飽きた」と言って、競争を放棄するでしょう。
どんなにスピードが速くても、やめたら終わりです。
足が遅い自分を責めないでください。
むしろ足が遅い自分を誇らしく思ってください。
「スピード」も大切ですが、それ以上に大切なのは「継続」です。
足が遅いなら、歩き続けることを目標にしましょう。
足が遅くても、真面目にこつこつ歩き続けるなら、歩行距離を伸ばせます。
歩き続けるカメになれば、たとえ足が遅くても、足の速いウサギに勝つチャンスが生まれます。
時間はかかりますが、少しずつ目標に近づいていけるでしょう。
いずれ偉業を成し遂げることができます。
足が遅いカメなら、歩き続けるカメになればいいのです。