あなたにとって自慢になることは何ですか。
「自分には強みもない」
「自慢になることなんてない」
「自分は何の取り柄もない人間」
自慢になるような強みがあれば強力な武器になりますが、中には自慢になることが1つもない人もいるでしょう。
人によって個性も違えば、育った環境も違います。
障害を持っている人もいれば、恵まれない環境で育った人もいるでしょう。
短所や欠点はたくさんあっても「自慢になることは1つもない」という人もいるのではないでしょうか。
しかし、大丈夫です。
「自慢することがない」と思ったとしても、それは誤解です。
自慢になるかどうかは、相対的評価が重要だからです。
自分では普通に思えても、ほかの人から見ると、自慢になることがあります。
たとえば、自炊です。
カレーを作れる、オムライスを作れる、お味噌汁を作れる。
自分では「難しくない」「大したことない」と思うかもしれませんが、料理ができない人に対しては自慢になるでしょう。
キーボードを見ないでタイピングできるとします。
本人は「ブラインドタッチができる人なんて山ほどいる」と思いますが、できない人にとっては神業のように感じるでしょう。
毎日3キロのジョギングを習慣にしている人がいるとします。
世の中には、3キロすら走れない人もいます。
3キロ走れない人にとっては驚異的に感じるので、自慢になるでしょう。
世の中にできる人が大勢いることは関係ありません。
一流である必要もありません。
あなたの能力が、相手より上回っていればいいのです。
高校生なら、中学生に勉強を教えることができます。
中学生なら、小学生に勉強を教えることができます。
「自慢にならない」と思っていることでも、誰かの自慢になります。
たとえ部屋に引きこもっている人でも、パソコンを使う能力が高いなら、自慢になります。
極論を言えば、自慢ができない人は、この世に1人も存在しません。
すべての人に、何らかの自慢が存在します。
自分の潜在的な強みに気づいて、自信と生きる力につなげてください。
そして、その能力を何かに生かせないか考えてみることも大切です。
自分の常識・偏見・固定観念を、一度リセットしてみましょう。
平凡な能力かもしれませんが、自分でも気づかなかった潜在的なスキルを発見できるかもしれません。
人や社会の発展に貢献できるチャンスは、すでにあります。
あなたにとって普通のスキルでも、誰かを助けるかもしれないのです。