本当の自分に気づきましょう。
私たちは、ポジティブな自分だけ認め、ネガティブな自分は否定しようとする傾向があります。
明るいときや元気なときの自分こそ「本当の自分」と考えようとします。
そう思いたい気持ちもあるでしょう。
明るく元気であるほうが、幸せな雰囲気があるからです。
日記には、明るい話だけ書こうとするでしょう。
写真撮影のときは、笑顔になろうとするでしょう。
SNSでは、嬉しい出来事を投稿しようとするでしょう。
もちろん明るくポジティブであることは悪いことではありません。
しかし「ポジティブはよいこと。ネガティブは悪いこと」という考えに縛られすぎていませんか。
本当の自分に気づきましょう。
明るいときや元気なときだけが、自分ではありません。
暗いときも落ち込んでいるときも自分です。
人間ですから、暗くなるときもあれば、落ち込むこともあります。
暗いときや落ち込むときがあるのは、人間らしいこと。
悲しいときもあれば、泣くこともあるでしょう。
いらいらするときもあれば、悔しがるときもあるでしょう。
特別なことではなく、ごく普通のことです。
「暗くなってはいけない」「落ち込んではいけない」と思っていると、人間らしさを否定することになります。
別に悪いことをしているわけではありません。
気分や感情にはリズムがあり、高いときもあれば低いときもあります。
光があれば、影もあるのが普通です。
ポジティブな自分だけ認めるのではありません。
ネガティブになっているときの自分も認めましょう。
明るいときも元気なときも自分。
暗いときも落ち込んでいるときも自分。
どちらも本当の自分であり、正直な自分です。
どちらの自分も認めましょう。
どちらの自分も好きになりましょう。
ありのままの自分を認めると、心が軽くなり、人生を生きやすくなります。