才能がないとわかった瞬間、落ち込む人がいます。
夢に向かって努力しても、とんとん拍子でうまくいくとは限りません。
努力のわりにスキルが伸びず、成果も出ず、思うようにいかないことがあります。
やるだけのことをやって芽が出なければ、才能がないとわかります。
あるとき、本物の天才と出会い、圧倒されることもあるでしょう。
これまで培ってきた自信ががらがら崩れていきます。
世の中にははるかに実力のある人がいるものです。
圧倒的な差を見せつけられると、勝負する前から挫折します。
「どうやっても勝てない」「この人にはかなわない」と悟れば、早々に自分の能力に見切りをつけることになります。
今まであると信じていた才能が、実はそうでないとわかったときの絶望感たるや、言葉にならないものがあります。
やるだけのことをやって芽が出なければ「才能がない」ということです。
しかし、落ち込むことはありません。
才能がないとわかれば、潔く方向転換ができます。
投資した時間・お金・労力は大きいかもしれません。
今まで費やした時間や労力が無駄になるかもしれませんが、今わかっただけでも幸いです。
気づかないまま続けていれば、ますます浪費が拡大していたでしょう。
早めにわかったおかげで、余計な時間や労力を費やさずに済みます。
ある意味、最小限に抑えることができたので、これはこれで良かったと言えるでしょう。
頑張った経験も記憶も無駄になりません。
一生残り続け、心の財産となります。
すべての人に何らかの才能があります。
才能がないとわかれば、別のところに才能があるということです。
消去法のように選択肢を絞っていけば、才能が見つかりやすくなります。
「ここに才能はなかった。残念だけど、はっきりわかってよかった。別のところを探そう」とポジティブに考えてください。
才能がないとわかることも、大きな前進です。