強がる人がいます。
弱いと思われたくないため、自分を大きく見せようとします。
実際は弱いにもかかわらず、それを悟られないよう、言葉や態度で強いように見せかけます。
強がれば、相手はすくんでおじけづくように思われます。
もちろん強がることが有効に働くこともあります。
急場をしのぐために、強がることで難を逃れることがあるでしょう。
また物事をうまくいかせるために、ちょっと自分を大きく見せることはあるものです。
しかし、一時的に強がることはあっても、普段から強がるとなると話が変わります。
強がるとはいえ、虚勢を張っているだけです。
本当に強いわけではなく、強いふりをしているだけです。
結局のところ、偽りの強さにすぎません。
急場はしのげても、いつか化けの皮が剥がれます。
表向きだけ繕ったところで、いつかばれるのが運命です。
強がることで人気や尊敬が集まったとしても、一時的です。
本当に強いわけではなく、強いように見せているにすぎないため、見破られるのは時間の問題です。
ばれたときが大変です。
「なんだ。あの人はただ強がっていただけなのか」
周りからがっかりされ、一気に印象が悪くなります。
今まで強いと思われていた分だけに失望感が大きい。
人気が急落して、尊敬は軽蔑に変わります。
これは普通に恥をかくより恥ずかしいことです。
長期的に見ると、メリットよりデメリットのほうが大きくなります。
あなたの身近に強がっている人がいれば、よく観察してください。
強がることで、一時的にごまかせたり急場をしのげたりできても、遅かれ早かればれているはずです。
ばれたとき、がつんと痛い目に遭っているでしょう。
ギャップがあって失望感が大きい。
虚勢がばれたときほど、かっこ悪い姿はありません。
一瞬で名声や尊敬を失います。
「騙したね」とののしられ、さっと人が離れていきます。
強がる人は、いつか必ず痛い目に遭うのが運命です。
弱いと思われたくないからといって強がらないことです。
強がるのは、弱い人より弱い姿です。
表向きは強く見えても、心や精神は弱い。
心や精神は弱いから強がってしまい、偽りの自分を見せてしまいます。
本当の弱い姿を知られたくないので、強い自分を演じることでごまかしているにすぎません。
強がるのは「本当の私は弱い人間です」と言っているようなものです。
強がっている自分をむなしいと思うことです。
「私は何を強がっているのだろう」と思えば、空虚な気持ちになるでしょう。
強がるのは、急場をしのぐときだけにしておくことです。
いずればれて痛い目に遭うのなら、弱くてもいいので、最初から素の自分を見せておくことです。
弱いなら、弱いままでいい。
正直な姿であり、ありのままの自分です。
弱くても、それが正直な自分なら恥じることはありません。
何も悪いことはしていないので堂々としていられます。
笑う人やばかにする人がいれば、ほうっておけばいいのです。
正直な自分を見せた結果であれば、仕方ありません。
無視やスルーでOKです。
弱かろうと何であろうと、ありのままの自分に誇りを持てば、堂々としていられます。