「ありがとう」とお礼を言うことがあれば、こう感じてください。
「なんて素晴らしいのだろう」と。
「ありがとう」は、感謝を伝える基本言葉です。
コミュニケーションに欠かせない言葉であり、日常で最もよく使われている言葉の1つです。
特別感はないように思えますが、ちょっとここで考えてほしいことがあります。
「ありがとうという言葉が存在しない世界」を想像してみてください。
あり得ないことですが、頭を柔らかくしてイメージしてみてください。
事実として、ありがとうという言葉は、最初から存在していた言葉ではありません。
人類は、言葉によるコミュニケーションができなかった時代があります。
はるか遠い昔、人類が誕生してまもない頃、まだ口頭によるコミュニケーションができない時代がありました。
もちろん当時は文字も存在していませんでした。
ありがとうという言葉がなければ、どうやって感謝を伝えるのでしょうか。
ボディーランゲージで伝えることはできるかもしれませんが、はっきり伝わりにくいでしょう。
感謝は、言葉で伝えたほうがよく伝わります。
私たちは普段から「ありがとう」と言っていますが、これだけで素晴らしいことです。
ありがとうという言葉があるおかげで、感謝を表現でき、スムーズに伝えることができます。
こうした理解があれば、ありがとうという言葉に対する印象も変わるはずです。
ありがとうという言葉があるから、ありがたい気持ちを伝えられます。
ありがとうほど大切な言葉はありません。
コミュニケーションの基本でありながら、最重要の言葉です。
ありがとうとお礼を言えることは、素晴らしいことなのです。
せっかく素晴らしい言葉を身につけているのですから、惜しみなくどんどん使っていきましょう。
ありがとうという言葉は、いくら使っても減りません。
古くなることも壊れることもありません。
流行とは違って、飽きることも時代後れになることもありません。
いろんな人のお世話になっているあなたには、お礼を言う機会があるでしょう。
なくなることも古くなることもないのですから、気兼ねなく、どんどん使っていくことが大切です。
「ありがとう」はお礼を伝えるときに使いますが、使用用途はほかにもあります。
「ありがとう」と言うと、まず相手を幸せな気持ちにさせます。
相手は「認められた」と自分の価値を感じ、自信がついて、幸せな気持ちになってくれるでしょう。
ありがとうの数を増やしたことで、わずかではありますが、世の中をよくしたことになります。
また自分も幸せな気持ちになれます。
自分の口から発した言葉は、自分の耳で聞くことになります。
気持ちのいい言葉を発したということは、気持ちのいい言葉を聞くことになります。
心に気持ちのいい余韻が広がって笑顔になれます。
人に感謝することで、自分の気分を上げていけるのです。
ありがとうという言葉は、自分も世の中も幸せにする言葉です。
自分や世の中を幸せにする言葉なのですから、どんどん使ったほうがお得です。
今日もあなたは、誰かのお世話になるでしょう。
大切な友人、職場の人たち、カフェやレストランの店員さん、タクシーの運転手さん、荷物を届けてくれる配達員さん。
お世話になったら、きちんとお礼を言いましょう。
そしてありがとうと言える世界に幸せを感じてください。
ありがとうという言葉があってよかった。
おかげできちんと感謝を伝えることができます。
きちんと「ありがとう」と感謝できるあなたも素晴らしいのです。