「いいアイデアがひらめいたぞ!」
難しい状況に直面して、解決方法を考えていた中、突然アイデアを思いつくことがあります。
天から一筋の光が差し込んできたようです。
不可能に思えることでも、1つのアイデアで解決できてしまうことが少なくありません。
アイデアがひらめいた瞬間「これで問題が解決できる!」と笑顔でガッツポーズをするでしょう。
本当に素晴らしいアイデアは、ダイヤモンドに匹敵する価値があると言っても過言ではありません。
しかし、ちょっと違った視点からそのアイデアを確認してください。
もしそのアイデアが「お金のかかること」であれば、残念ですが、本当のアイデアとは言いがたい。
本当のアイデアというより、普通のアイデアといったほうが正確でしょう。
世の中にあるたいていのことは、お金さえあれば実現できてしまうからです。
世の中は、資本主義社会です。
資本主義社会では、お金が物を言う世界です。
お金には不便を解決する力があります。
結局のところ、お金さえあれば、たいていのことは解決できてしまいます。
世の中の99パーセントは、お金で解決できてしまうでしょう。
お金をかけてできるなら、何でもできてしまいます。
いい方法がひらめいても、それがお金のかかることであれば、本当のアイデアとまでは言いません。
お金の力で解決できる、一般的な方法にすぎません。
本当のアイデアとは何か。
お金がかからないことをいうのです。
本当のアイデアは、非常に斬新で、創意工夫が感じられます。
なかなか普通に思いつかず、驚かされる内容です。
だからこそ、お金がかかりません。
お金がかかるとしても、少額です。
言い換えると「元手がかからず利益率が大きい」ということです。
これほど素晴らしいことはありません。
元手がかからないなら、やる気さえあれば実現できてしまいます。
アイデアを思いついたなら「お金のかかることなのか」という基準で再確認してみてください。
お金がかからないアイデアには、未来を切り開く大きな可能性が秘められています。
本当のアイデアをひねり出したいなら「お金をかけない」という方向で考えてみてください。
「お金が必要ない」「必要だとしても少額」という考え方をヒントにしてみましょう。
大変難しいため、しっかり頭をひねって知恵を凝らす必要が出てくるでしょう。
たとえば、お金のない人が世界一周をしたいとします。
普通にお金があれば世界一周は簡単に実現しますが「金欠」という条件で実現できる方法を考えるとします。
「そんなことは無理に決まっている」と思いますが、方法がないわけでもありません。
アイデアの1つとして「クラウドファンディング」があります。
クラウドファンディングでお金を募り、見返りとして旅の様子をレポートや動画と言った形でライブ配信します。
そうすれば、自分はお金をかけずして、世界一周を実現することが可能です。
英語の得意な人が、無料で料理を習いたいとします。
アイデアの1つとして「価値の交換」が挙げられます。
料理が得意な人の中で、英語を習いたい人を募集してみます。
こちらが無料で英語を教える条件として、相手から無料で料理を教えてもらうとします。
お互いの提供できるものを交換すれば、事実上、無料で料理を学べるでしょう。
実際に実行するかどうかは別として、アイデアとしては成り立ちます。
本当のアイデアを出したいなら「お金がかからない」をヒントにして考えてみてください。
「そんなうまい方法があるわけない」と思いますが「絶対ない」とも言い切れないはずです。
頭をひねって、知恵と工夫を結集させてください。
最初から「ありえない」と可能性を否定するのではありません。
「何かいい方法がある」と可能性を信じて知恵を絞ることです。
なかなかいい方法が見つからなくても、諦めずに考えてみましょう。
可能性を信じて考え続ければ「これだ!」という方法が見つかります。