自分のミスプレーを笑ってごまかす人がいます。
笑いながら謝ったり、なあなあで済ませたり、です。
へらへら笑いながら「ぼうっとしていた」「タイミングが悪かっただけ」と下手な言い訳をする人も少なくありません。
たしかに笑ってごまかせば、その場をやり過ごせるでしょう。
ミスを笑いに変えることができれば、とりあえず明るい雰囲気になります。
元気を演出でき、落ち込んだり嫌な気持ちを引きずったりすることを防止できます。
もちろん常に前向きでいようとする姿勢はいいのですが「ミスプレーを笑ってごまかす」という点は要注意です。
笑ってごまかすと、そこで終わってしまいます。
現実から目を背けることになるため、反省をしなくなり、成長もできなくなります。
せっかく改善のヒントが見つかっても、スルーしてしまいます。
ミスプレーを笑ってごまかしているかぎり、レベルアップは不可能です。
大切なのは「原因の追及と対策の実施」です。
「なぜミスをしたのか」
「どうすればミスを防止できるのか」
「いつどのように対策を立てるのか」
きちんと自分のミスと向き合い、原因を探ります。
ちょっとしたミスであっても何らかの原因があるはずです。
原因が見つかれば、同じことが起こらないよう対策を立てます。
たとえ相手に原因があるような状況であっても、自分なりにできることがあるはずです。
対策を立てるからこそ、再び同じミスプレーが起こらないよう防止できます。
また対策が考えて終わりではなく、きちんと実施することも大切です。
成長することができ、一段階上のステージに上がっていけるのです。
これはスポーツに限ったことではありません。
勉強でもビジネスでも同じことです。
ミスプレーを笑ってごまかす人は成長できません。
冷静に原因を探り、対策を立てる人が成長するのです。