執筆者:水口貴博

騙されないで生きていくための30の方法

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「ここだけの話」をする人は信用できない。

「ここだけの話」をする人は信用できない。 | 騙されないで生きていくための30の方法

あなたの身近に「ここだけの話」が口癖の人はいませんか。

「ここだけの話ですが~」

相手があなたの耳元に口を近づけ、小声でささやいてくる。

「ここだけの話ですが、あの上司には愛人がいるんです」

「ここだけの話ですが、離婚しようか迷っています」

「ここだけの話ですが、彼は収賄で首になったのです」

映画やドラマでよくあるシーンですが、私たちの日常でもよくあります。

「ここだけの話」の後に続く内容は、秘密情報やデリケートな情報が一般的です。

「ここだけの話」というフレーズには「ほかでは言いません。あなたに特別秘密を話します」といった意味が含まれています。

自分が特別扱いされているようで嬉しく感じるでしょう。

秘密情報を知ることができ、得したような気分になるでしょう。

プライベートを打ち明けられたような嬉しさがあり、親しみを覚えるかもしれません。

わざわざ自分に秘密を話してくれたので、相手のことも信用してしまいそうです。

しかし、ここが要注意です。

「ここだけの話」をする人は危険人物

「ここだけの話」をする人は、必ずほかのところでも「ここだけの話」をしています。

あなたといるときだけではありません。

ほかの人といるときも「ここだけの話ですが~」と言いふらしています。

つまり「ここだけの話」になっていないのです。

「ここだけの話」をする人を注意深く見てください。

その人は至るところで「ここだけの話」を言いふらしているでしょう。

こういう人は危険人物です。

秘密を守ってくれそうですが、むしろ逆です。

人の秘密を漏らす存在です。

こういう人にうっかり自分の秘密を明かそうものなら、ネタにされます。

あなたの知らないところで「ここだけの話だけど、あの人は~」と広められるでしょう。

相手を信じて秘密で話したつもりが、瞬く間に広まってしまうのです。

こういう人に限って悪びれた様子をしません。

「ここだけの話」をする人に信用できる人はいません。

「ここだけの話」をする人は「私は秘密を漏らす危険人物です」と言っているようなものです。

普通に接するのはいいですが、自分の秘密を打ち明けるのはやめておくほうが無難です。

自分も「ここだけの話」をする人にならないこと

ここでもう1つ大切なことがあります。

あなたも「ここだけの話」をする人にならないことです。

「ここだけの話」というフレーズを使えば、簡単に相手の興味関心を引けるので使いたくなりますが、やめておくことです。

うっかり使ってしまおうものなら、あなたの信用と品格を落とすことになります。

心がけることは1つ。

「秘密は秘密にしておく」ということです。

わざわざ自分から言いふらしません。

あなたを信用して話してくれた秘密は、誰にも言わないようにします。

うっかり秘密を漏らしてしまうと、後からトラブルに発展する可能性もゼロではないのです。

騙されないで生きていくための方法(12)
  • 「ここだけの話」とフレーズを言う人を信用しない。
  • 自分も「ここだけの話」というフレーズを禁句にする。
「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法。

騙されないで生きていくための30の方法

  1. 騙されないための一番の基本。
    「おいしい話はない」と心得る。
  2. 「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。
  3. 営業・セールス・勧誘は、まず疑いから入るのが得策。
  4. 「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。
  5. 損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。
  6. 見栄っ張りは、騙されやすい。
  7. 騙されないためには「冷静」が不可欠。
    感情的になっているときは、重要な決断をしない。
  8. 「一発当ててやろう」と考えている人は、騙されやすくなる。
  9. 欲深い人は騙されやすい。
    お金に対する執着心は、金銭トラブルのもとになる。
  10. 「自分だけ得をしたい」と考えていないか。
    自己利益優先の人は、かえって騙されやすい。
  11. 契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。
  12. 「ここだけの話」をする人は信用できない。
  13. 「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法。
  14. 「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師。
  15. 自分が弱っているときは、高額の買い物をしない。
  16. 相手の不審な笑みを見逃すな。
    不審な笑みは、悪いことをたくらんでいる証拠。
  17. 旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。
  18. 不安をあおって売り込んでくる手法は、詐欺師の定番パターン。
  19. メリットだけ強調する商品には、何か裏がある。
  20. 偽物を見抜く目を養うには、普段から本物に触れておくことが役立つ。
  21. 営業トークをうのみにしない。
    小さなことでも自分で調べる癖をつけよう。
  22. セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。
  23. 限定に釣られない強さを身につける。
    大切なのは、欲しいかどうかより必要かどうか。
  24. 情報弱者は、詐欺師のカモになりやすい。
  25. 世の中に完全な元本保証はない。
  26. 大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつける。
  27. どれだけ人の意見を聞いてもいい。
    ただし、最後は自分で決めること。
  28. 「お安くなります」という勧誘は、裏があると思っていい。
  29. 最新の詐欺情報には目を光らせておく。
  30. 万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

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