「仕事のスピード」と聞くと「処理速度」をイメージする人が多いのではないでしょうか。
たとえば、素早く資料を作成したり、迅速に考えて判断したり、効率よく仕事を進めたりです。
たしかにてきぱき仕事を進めていく様子は、仕事のスピードが速いと言えるでしょう。
パソコンはCPUの性能が高くいとさくさく動作するように、仕事も処理速度が速いとさくさく進みます。
しかし、仕事のスピードとは処理速度のことだけを言うのではありません。
前倒しにすることも、スピードの1つです。
大きな仕事である必要はありません。
ちょっとした作業や小さなタスクでいいのです。
現在予定されている仕事を、少しでもいいので前倒しにできないか考えてみてください。
前倒しができれば、スケジュールが前倒しになって仕事の完了も早くなります。
たとえば明日の朝、印刷するつもりの書類があるなら、今日中に印刷します。
半日ほど仕事を前倒しするだけのことです。
印刷するだけなので大したことではありませんが、これだけでスピードアップが実現します。
今日終わらせれば、その分だけ仕事が前倒しになって完了が早くなります。
明日送ろうと思っているメールがあるなら、今日中に送れないか検討してみてください。
簡単な連絡や報告といった内容であれば、すぐメールを送れるでしょう。
今日中に送信を完了しておけば、その分だけ仕事が前倒しになります。
来週打ち合わせがあるなら、今週に前倒しできないか検討してみてください。
先方の都合があるため難しい場合もありますが、可能であれば、日程の調整を行う価値はあります。
少しでも早めに打ち合わせが終われば、次のアクションにも取りかかりやすくなり、仕事の完了も早くなります。
もちろん無理は禁物ですが、余裕があるならどんどん前倒しにすることです。
小さな仕事に着目して、可能なかぎり前倒ししていけば、あなたの仕事はどんどんスピードアップします。
1日でも1時間でもいいので、前倒しにすることです。
1分の前倒しにも価値があると考えてください。
仕事の前倒しも、スピードの1つです。