締め切りのない仕事は、期限がないため軽視される傾向があります。
「急がなくてもいいよね」
「時間があるときにやろう」
「気が向いたときにやればいいよね」
後回しが何度も繰り返され、なかなか着手されません。
着手されないので、完了もしません。
上司から「あの仕事はどうなった?」と進捗状況を聞かれ、はっと思い出すことになり、慌てることになるのです。
仮に取り組んだとしても、別の悩みが発生するでしょう。
締め切りがないと緊張感やタイムプレッシャーがなく、取り組み方がだらだらして、カタツムリのようなスローペースになるのです。
たしかに締め切りはありませんが、仕事であるかぎり、いつかは完了させる必要があります。
だからこそ締め切りのない仕事は、自分で締め切りを作ることが大切です。
締め切りのない仕事は、自分で締め切りを作りましょう。
余裕を持った締め切りでいいのです。
締め切りを作っておけば、ひとまず仕事を失念したり放置したりすることはなくなります。
締め切りから逆算した計画を立てることができるようになります。
適度な緊張感とタイムプレッシャーが生まれ、仕事をきびきび進めることができるようになるのです。
では、締め切りのある仕事であれば、普通に締め切りを守ればいいのかというと、これも違います。
締め切りのある仕事は、自分で締め切りを前倒ししましょう。
もちろん無理をする必要はありませんが、前倒しは意識しておいたほうがいいでしょう。
無駄を省いたり効率化を図ったりすることで、小さな前倒しにチャレンジです。
1日でも1週間でも前倒しができれば「もうできたの?!」と上司を驚かせることができます。
これが「期待を越える」ということです。
締め切りより早く完了させることもサービスの1つです。
少しでも早く仕上げようとすることが「知恵を絞る機会」となり、効率化やスケジュール管理の能力を高めていけます。
早く終われば終わるほど「仕事のできる人」として映り、人事評価も高くなります。
「自分で」という点が重要です。
人に言われたから動くのではなく、自らの意思で動くことが大切です。