私たちの日常では思いどおりにいかないことが多々あります。
仕事、勉強、スポーツ、人間関係、子育てなど、思いどおりにいかないことは日常茶飯事でしょう。
思いどおりにいかないことがあって、落ち込んでいませんか。
思いどおりにいかないと、心の中でストレスが生まれます。
「どうしてこうなるの?」と眉をひそめ、ため息をついてしまいます。
生きづらさを感じたり自責の念に駆られたりすることもあるでしょう。
「すべて思いどおりにいってほしい」と願う人が多い世の中ですが、ここで気づいてほしいことがあります。
もし本当にすべて思いどおりにいったらどうなるでしょうか。
実際にあり得ないことですが、そういう現実を想像してみてください。
必ずうまくいくとわかっているので、はらはらどきどきすることがなくなるでしょう。
うまくいっても、達成感も満足感もないでしょう。
「やった」と喜ぶことはなく「当然だよね」と普通に思うに違いありません。
失敗することがなくなるので、失敗から学ぶ機会もなくなるでしょう。
「すべて思いどおりにいってほしい」と願いますが、本当にそれが実現したら、それはそれで退屈でつまらない人生になります。
真実に気づいてください。
思いどおりにいかないことがあるから、人生は楽しいのです。
100パーセントの保証がないから、手に汗握ります。
思いどおりにいくかわからないから「うまくいくかな?」とはらはらできます。
うまく思いどおりにいったとき「やった!」と喜べます。
思いどおりにいかないことがあれば「そう来たか!」と驚けます。
計画に沿って仕事を進めていたところ、想定外のトラブルが発生しました。
思いもよらないことが起こると、あたふたしつつ必要な対処を考えますが、だから面白いのです。
反省点が得られたりトラブルから教訓を学べたりします。
日常に変化が生まれて、いい刺激になります。
思いどおりにいかなくてがっかりしないでください。
思いどおりにいかなくていいのです。
トラブルに見えますが、それはそれで順調です。
思いどおりにいかないことは「人生のスパイス」として味わってください。
料理はスパイスがあるから味わいが引き立つように、人生も思いどおりにならないことがあるから味わいが引き立ちます。
思いどおりにいかないことも、人生の味わいです。
思いどおりにいかないことがあるから、人生は楽しいのです。