私たちは毎日2回、感動のチャンスがあります。
太陽が「昇る瞬間」と「沈む瞬間」です。
どちらも最高に美しく、独特の味わいがあり、素晴らしい感動を体験できる瞬間です。
太陽が昇るとき、真っ暗な空が少しずつ明るくなります。
じわじわ空が明るくなっていくのは、オーケストラの前奏シーンのようです。
太陽が地平線から顔を出した瞬間、大地にまばゆい光が降り注ぎます。
この瞬間こそ感動です。
荘厳な日の出を迎えることで、本格的に1日がスタートします。
「さあ1日が始まった!」という感覚があり、素晴らしい感動があります。
太陽の感動は、登る瞬間だけでなく、沈む瞬間にもあります。
美しい夕日があって、太陽が地平線と交差しながら沈んでいきます。
友人とたっぷり遊んだ後、手を振りながらお別れをする瞬間のようです。
音もなく静かに沈んでいき、独特の味わいがあります。
1日はまだ終わったわけではありませんが、1つの区切りを感じさせます。
太陽が沈んだら夜の始まりとなり、空には星が輝き始めます。
毎日あるので珍しくないと思っているなら誤解です。
毎日あるといっても実際は貴重な瞬間です。
太陽を見るといっても、太陽が地平線より上にあるときでしょう。
あらためて考えると、太陽が地平線と交差する瞬間を見る機会は、意外と少ないはずです。
太陽が昇るときも沈むときも、地平線に触れて離れるまでは、およそ2分です。
1日1440分のうち、4分しかないことになります。
昇る瞬間と沈む瞬間は、1日のうち一瞬しかありません。
太陽が昇る瞬間と沈む瞬間は、独特の味わいがあり、何度見ても見飽きることがありません。
毎日見ても、いつも新鮮に見えて感動できます。
人生は有限ということは、太陽が昇る瞬間・沈む瞬間を楽しむ回数も有限ということです。
天気のいい日であれば、ひときわ美しい朝日・夕日が見られるでしょう。
太陽が昇る瞬間と沈む瞬間を、もっとじっくり味わっておきましょう。