なかなか驚こうとしない人がいます。
役立つ話を聞いても「ふ~ん」の一言だけ。
すごい話を聞いても「別に普通だね」で済ませる。
珍しい話を聞いても「よくあることだよ」という感想のみ。
本当はちょっと驚いていますが、表に出そうとしません。
「驚いたら負け」
「自分の価値が下がる」
「簡単に驚いたらなめられる」
「これくらいで驚くほど、私は安くない」
見栄やプライドが強くて、なかなか素直に驚こうとしません。
ポーカーフェイスで平静を装います。
驚くのを我慢して、冷たいリアクションを返すのみ。
これはよくありません。
意地を張って驚くのを拒むと、自分の感情を抑え込むことになります。
心が固くなって感動しにくくなってしまいます。
感動できることでも感動できなくなると、人生で損をします。
いくら素晴らしいものに触れても、自分から驚きを否定しては、ないも同然です。
せっかく感動できるチャンスを逃すことになります。
プライドの高い人によく見られるため、注意が必要です。
素晴らしいことは素直に驚きましょう。
心の感度を高め、できるだけ驚きやすくなってください。
きれいなもの・美しいものを見たときは、素直に「きれい!」「美しい!」と驚き、感動しましょう。
すごいもの・素晴らしいものを見たときも、素直に「すごい!」「素晴らしい!」と驚き、感動しましょう。
素直に感じたままを受け入れ、ストレートに表現するだけでいいのです。
ちょっとしたことですぐ驚く人になりましょう。
驚くラインは低ければ低いほどいい。
できるだけ驚こうという姿勢になることで感受性が高まり、日々の感動が増えます。
「周りからなめられそう」「自分が安く見られそう」という心配があるかもしれませんが、つまらない見栄です。
つまらない見栄は捨ててください。
ばかにされて笑われても、気にしなければいいことです。
感動しやすい体質でいるほうがはるかに大切です。
感動することは、人生をたっぷり味わっていることになるからです。
ちょっとしたことで驚ける人のほうが日々の感動が増え、素晴らしい人生になります。
「ちょっとしたことでも簡単に驚きますよ」という姿勢になりましょう。
素直に驚く人は、人生で多くの感動を楽しめます。