「旅をする」
そう聞いたときにイメージするのは、国内旅行や海外旅行が多いのではないでしょうか。
住む土地を離れ、遠くの知らない土地に行くことをイメージする人が多いでしょう。
観光地を巡ったり名所旧跡を訪ねたりご当地の名物料理を食したりする。
「旅」という響きには冒険的な要素があり、わくわく感がありますね。
もちろん国内旅行や海外旅行も旅の1つですが、その限りではありません。
旅は、もっと近場であってもいいのです。
旅の穴場は「自宅の近所」です。
旅を大げさに考えないでください。
旅は簡単にできることです。
遠くばかりに目を向けるのではなく、自宅の近所にも目を向けてください。
自宅の近所を旅しましょう。
「旅」というキーワードを使うのがポイントです。
「近所を歩く」「近所を散歩する」では普通ですが「近所を旅する」と表現すれば、魅力的に変わります。
冒険心がくすぐられ、わくわくしてくるでしょう。
普通の散歩も、旅らしくなります。
近所は知り尽くしていると思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
行ったことがない場所や見たことのない風景はありませんか。
近所とはいえ、あらためて目を向けると、まだまだ未知の世界があるものです。
歩いたことのない道、入ったことのないお店、いつも通り過ぎてばかりの広場。
あらためて意識すると観察力が高まって、新しい発見があるでしょう。
「家の近くにこんなものがあったのだね」
「よく見ると、不思議な文字が書かれている」
「今まで気づかなかったけど、こんなものがあったのか」
半径数百メートルであっても発見のオンパレードに違いありません。
気づかなかったことが見つかり、面白く感じてくるでしょう。
通り慣れた道でも、旅のつもりで歩いてみてください。
不思議と新鮮に感じて、きれいな草花や小さな看板など、何か発見することがあるはずです。
「旅」と言いきってしまえば、何でも旅になります。
感じ方が変わって、平凡な散歩も旅らしくなるでしょう。
観察力が高まって新しいことに気づき、新しい感動と出会えるのです。
近所であっても、旅を楽しむことは十分可能です。
「ちょっと近所を旅してみるか!」でお出かけしましょう。
パスポートもスーツケースも必要ありません。
準備することなく、今すぐチャレンジできるでしょう。
近所であれば気軽に歩け、迷子になる心配もありません。
自転車を使えば、さらに移動範囲が広がって多くの新発見を楽しめるでしょう。
軽いフットワークと純粋な好奇心が大切です。
自宅の近所を旅すると、新しい発見と感動を楽しめるのです。