苦痛と快感。
苦痛にはネガティブな印象が伴います。
つらい、苦しい、しんどい。
肉体的にも精神的にも大変な印象があります。
ストレスも多くて、さぞ不愉快でしょう。
苦痛を味わっていると聞けば、しかめ面をしている自分をイメージしてしまうでしょう。
ストレスをネガティブに捉えているから、ストレスが苦痛に感じます。
一方、快感にはポジティブな印象があります。
楽しい、面白い、気持ちがいい。
気分がよくて、体は軽やかで、明るい印象があります。
快感を味わっていると聞けば、にこにこしている自分をイメージしてしまうでしょう。
ストレスをポジティブに捉えているから、ストレスが快感になります。
さて、ここに意外な現実があります。
苦痛と快感は別物に思えますが、実際は紙一重です。
隣り合わせであり、似たり寄ったりです。
意味は別々であっても、本質としては極めて近い存在です。
あらゆる苦痛は快感になるからです。
苦痛を感じたとき、その意味や効果を考えてみましょう。
どんな意味があり、どういう効果があるのか、あらためてじっくり考えてみる。
苦痛の意味や効果に気づけば、ストレスは同じであるにもかかわらず、急に感じ方が変わります。
たとえば、筋トレです。
筋トレでは、肉体的な苦痛を伴います。
しかしそれが健康や体力アップに役立っていると思えば、快感に変わります。
「苦しければ苦しいほど効果につながっている」と実感できるからです。
脳内で「痛い=快感」と変換されます。
「苦しくてつらい。だからこそ意味がある」とわかれば、ストレスがあっても、嬉しい気持ちが広がります。
仕事で苦痛を感じているときも同じです。
仕事で苦痛を感じているときは、難しい課題で悩んでいる証拠です。
自分のスキルアップに役立っている事実に気づけば、仕事の苦痛も快感に変わります。
物事には2面性があります。
短所やデメリットばかりを見ていては、苦痛に感じるのも当然です。
マイナス面を見るのはやめましょう。
苦痛のプラス面に光を当てて、長所やメリットを見るようにしましょう。
苦痛の意味や効果がわかれば、印象が一変します。
あれほどつらかったはずの苦痛が、急に快感に変わるのです。
筋トレの苦痛が、快感に変わります。
仕事や勉強の苦痛も、快感に変わります。
人生における苦痛すら快感に変わるから不思議です。
大切なことは「苦痛の意味や効果に気づく」ということです。
意味や効果がわかった瞬間、感じ方が「不快」から「快」に一変します。
ぱっと視界が開けます。
推理小説の謎が解けたかのような快感が得られるでしょう。
ドーパミンが大量に放出され、脳の報酬系が刺激されるのです。
モチベーションが上がり、やる気や根気も生まれ、生産性も高まります。
もはや苦痛が、快感に変わるのです。
あなたは今、何らかの苦痛を感じているのかもしれません。
一度立ち止まり、その苦痛の意味や効果について考えてみてください。
苦痛を、ネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに捉えましょう。
苦痛のプラス面に光を当てるのです。
長所やメリットにフォーカスを当てれば、前向きな考え方ができるはずです。
すると、さっきまで苦痛に感じていたことが、一転して快感に感じてくるでしょう。
苦痛と快感は紙一重です。
ポジティブに捉えれば、あらゆる苦痛は、快感になるのです。