あなたの近くに、やたら相談に乗りたがる人はいませんか。
「何か悩みがある」と決めつけ、やたら聞き出そうとする人のことです。
「何か悩み事はないの? 本当に悩み事はないの。何か1つくらいはあるでしょう。何でも話を聞くよ」
お願いしてもいないのに、しつこく悩みを聞き出そうとしてきます。
「大丈夫です」と断っても「無理しなくていいんだよ。何でも言ってごらん」としつこい。
無理やり聞き出すかのような雰囲気があります。
一見すると、「いい人」に思えます。
親切に悩み事を乗ってくれるのですから、親切で優しい人に思えるかもしれません。
「なんていい人なのだろう」
「私の悩みを聞いてくれるなんて、心の広い人だな」
「そこまで言うなら、好意に甘えて、悩みを打ち明けてみようかな」
相手の好意をそのまま受け入れ、うっかり悩み事を話しそうになりますが、注意してください。
相談に乗りたがる人には「ある問題」を抱えています。
やたら相談に乗りたがる人がいれば、すぐ逃げるようにしましょう。
やたら相談に乗りたがる人は、心の闇を抱えています。
自分に自信がなく、人生に不満があり、どこかで自分は不幸と思っています。
そこで目をつけたのが、他人への悩み相談です。
人の悩みを聞けば、相対的に自分のポジションが上がります。
相手より上の立場になれます。
「大変ですね」「かわいそうに」と言いながら「よかった。この人に比べれば自分はまだ大丈夫だね」とほっとしています。
建前上は「悩み相談」ですが、本音としては「自分を慰めるための利用」にすぎないのです。
残念ながら、悩みを聞きたがる人のアドバイスも、的確ではありません。
あくまで「相手のため」ではなく「自分のため」に話しかけているので、自分がほっと安心できれば、満足です。
上から目線で一方的なことをあれこれ言われることになるでしょう。
アドバイスではなく、お説教をされて終わりになるはずです。
本当の好意ではありません。
好意の押し付けです。
「私は優しい人でしょう。もっと私をリスペクトしてね」と好意を押し付けています。
あなたの人生を思い出してください。
やたら相談を乗りたがる人に悩みを話した結果、スムーズに問題が解決した経験はほとんどないのではないでしょうか。
こういう人にかぎって、口も軽いのが定番です。
プライベートな内容にもかかわらず、自分には関係ないと思っているので、すぐ言いふらされます。
むしろ相談して面倒なトラブルに発展したことのほうが多かったはずです。
本人に悪気はないかもしれませんが、時間の無駄になるだけです。
こういう人にうっかりプライベートを打ち明けると大変です。
自分の秘密を握られ、後から面倒なトラブルに発展する可能性があります。
そのため、やたら相談に乗りたがる人がいれば、一目散に逃げるのが正解です。
やたら相談に乗りたがる人に、ろくな人はいないのです。
相談するなら、信頼の置ける人がベストです。
相談に乗りたがる人に話すのではありません。
自分が信頼している人に相談します。
あなたのことに詳しく、お互い深い関係であり、全幅の信頼を置ける人がいいでしょう。
そういう人は、しっかり相談に乗ってくれ、真面目に考えてくれます。
きちんと秘密を守ってくれます。
相談相手は、自分で選ぶのが正解です。