苦痛は、快感の前触れです。
今はまだ苦痛に感じるかもしれません。
痛くてつらくて苦しくて、涙目になっているかもしれません。
あまりに苦痛で、心が折れそうになっているかもしれません。
すでに楽しさ・面白さは感じられず、ひたすら耐えるだけの修行のような状態になっていることでしょう。
もちろん苦痛とはいえ、将来性・生産性・成長性のないものなら中断したほうがいいでしょう。
将来性も生産性もなければ、苦痛に耐えている意味はありません。
無意味な苦痛なら、素直に方向性を見直すのが得策です。
しかし、将来性・生産性・成長性があるのなら、その苦痛には意味があります。
そこで諦めず、もう少し頑張って続けてみてください。
もう1歩、もう1回、もう1日です。
やがて成果を出すことができれば、その苦痛が報われ、快感に変わります。
仕事の快感は、苦痛の後にやってきます。
将来性・生産性・成長性が伴っているなら、激務であろうと上司に叱られようと、何とか苦痛に耐えること。
難しい仕事に取り組んでいるときは苦痛ばかりですが、一定のラインを越えたとき、やがてその苦痛が快感に変わります。
今までの苦痛が報われ、レベルアップができ、新しい世界と次のステージに進めます。
勉強やスポーツの快感も、苦痛の後にやってきます。
しんどいことばかりのため、途中で嫌になりますが、苦痛の山を乗り越えると、素晴らしい感動が味わえます。
フルマラソンの苦痛は、やがて快感に変わります。
25キロを超えると体がつらくなり、30キロを超えると歩くことが多くなり、35キロ以降は苦痛しかありません。
苦しいなりにフィニッシュすると、今までの苦痛が快感に変わります。
「つらい、苦しい、しんどい」
「逃げたい、やめたい、諦めたい」
苦痛を感じたら、快感の前触れと考えてください。
「あともう少しの我慢。大変だけど頑張れ!」と自分を励ましましょう。
苦痛を避けていたら、快感も得られません。
快感は、苦痛を乗り越えた先にあります。
苦痛が大きければ大きいほど、快感も大きくなります。
後から快感に変わるだけでなく、よい思い出にもなるでしょう。
むしろ苦痛を味わえる経験に感謝しましょう。
平和な安全圏から抜け出し、厳しい挑戦ができている証拠です。
あなたは今、とあることに打ち込んでいて、苦痛の真っただ中にいるのかもしれません。
その苦痛に将来性・生産性・成長性が伴っているのなら、少なくとも方向性は間違っていません。
その山を乗り越えれば、大きな快感が味わえます。
苦痛は、快感の前触れなのです。