「立って歩ける」という幸せに気づきましょう。
世の中には、立って歩きたくても歩けない人がいます。
老衰のため、立つことができなくなった人がいます。
重い病のため、立つことすらままならない人がいます。
事情があって、足を失った人がいます。
生まれつき足がなく「歩いたことがない」という人もいます。
「歩きたくない」「歩くのはしんどい」「歩くと疲れる」と言いますが、小さな悩みです。
立って歩くことさえできない人にとっては、贅沢な悩みにしか聞こえません。
「立って歩ける」という幸せに気づくことです。
2本足で立って歩けるおかげで、行きたいところに行けます。
のんびり散歩ができたり、自由に町を散策できたりします。
買い物に行けたり、遠出や旅行を楽しんだりできます。
歩いている時間は、至福の時間です。
歩いて疲れることができたなら、もはや贅沢です。
しっかり体を動かせたということ。
「しっかり足を動かし、十二分に生かした」ということでもあります。
走ることができるなら、もっと幸せです。
短時間で素早く移動することができます。
車・バス・電車などの乗り物がありますが、見方を変えると、足とは「乗り物」であり「交通手段」とも言えます。
もし今日から歩けなくなれば、どれほどの不自由になるか想像してみてください。
おそらく想像を絶するほど不便な生活になり、困り果ててしまうでしょう。
そのくらい足にお世話になっている証拠です。
歩くことは、普通のことかもしれませんが、幸せなことです。
「立って歩ける」という幸せ。
「歩いて疲れた」という贅沢。
それに気づくことです。
1歩ずつ歩くたび、歩ける幸せを感じましょう。
あなたが歩く足音は、幸せの足音です。