素直になるために大切なのは「会話をどう受け入れるか」です。
会話はキャッチボールです。
相手の返事には、肯定できる意見もあれば、違和感のある意見もあります。
肯定できる意見ならいいのです。
自分の価値観に合った意見なら、肯定の言葉で快く受け入れるといいでしょう。
「そうだよね!」
「同じ意見です!」
「私もそう思う!」
にこにこしながらうなずいて、話を続けていきましょう。
納得できる意見なら、そのまま肯定して、どんどん話を進めていけばいいだけ。
どんどん話が盛り上がっていき、人間関係も良好になっていくでしょう。
問題なのは、違和感のある意見と出会ったときです。
私たちの会話では、時に違和感のある意見と接することがあります。
「納得できない」「それは少し違うのではないか」と思ったとき、どうするかです。
普通なら、相手の意見を否定したくなりますが、ここが大切なポイントです。
違和感があるとはいえ、最初から否定すると、話が続きません。
否定することは、話を折ること。
相手の話を否定すると、そこで話が終わってしまいます。
相手はむっとして、不快にさせてしまうこともあるでしょう。
つまらないトラブルに発展する可能性もゼロではありません。
知識不足のせいで、理解できないだけかもしれません。
誤解や勘違いをしている可能性もあるでしょう。
そのため、違和感のある意見でも、まず受け入れることが大切です。
無理に肯定しなくてもかまいません。
会話はキャッチボールですから、変なボールが飛んできても、まずキャッチすることが大切です。
「なるほど」
「そうですか」
「面白い考え方ですね」
「ユニークな意見ですね」
「そういう考え方もありますね」
こうした返事なら、違和感のある考え方でも、相手の意見を尊重しながら受け入れることができます。
違和感のある意見でも、話を詳しく聞いていくうちに理解できることもあるでしょう。
大切なのは「学ばせてもらう姿勢」です。
学ばせてもらう姿勢になれば、違和感のある意見でも、自分の視野や価値観を広げる材料として受け入れることができます。
受け入れる返事をすれば、話を折ることがありません。
会話を続けていけるので、人付き合いもスムーズになります。
いろいろな話を吸収することで、視野や価値観も広がっていくのです。