時に私たちは、間違うことがあります。
計算を間違える、注文を間違える、約束の時間を間違える。
誤解していることもあれば、単純に勘違いすることもあるでしょう。
もちろん悪気はありません。
人間ですから間違えることがあるのは当然のこと。
子どもだけでなく、大人であっても間違えることはあります。
問題なのは、間違えた直後です。
保身の気持ちが湧いて、言い訳をしていないでしょうか。
「あの人のせいで間違えた」
「ちょっと勘違いしていただけ」
「たまたまタイミングが悪かっただけ」
「間違っているとは思わなかった」
「こんなのは間違いのうちに入らない」
あれこれ言い訳をする様子は、純粋ではありません。
言い訳から始めるのは、自分を守りたい気持ちを優先させている証拠です。
必死に自己保身をしている様子に見えます。
余計な言い訳をすると、責任逃れをしようとする姿として映り、相手を不快にさせるでしょう。
なかなか認めないせいで、間違いによる被害が広がり、大きなトラブルに発展する可能性もゼロではありません。
あなたの周りにいる純粋な人を思い出してください。
きっと認めるのが早いはずです。
純粋な人は、間違いを認めるのが早い。
「自分が間違っている」とわかったら、余計な言い訳をせず、すぐ認めます。
ぐだぐだ言い訳をしているかぎり、純粋な人にはなれないのです。
純粋な人になりたいなら、言い訳せず、きちんと認めましょう。
余計な見栄やプライドは捨ててしまいましょう。
評価が下がろうと印象が悪くなろうと関係ありません。
叱られるかもしれませんが、間違えたのは事実ですから、きちんと認めることが大切です。
「私が間違っていました。申し訳ございません」
言い訳をせず、すぐ認めます。
そうすれば、相手の怒りもすぐ収まり、余計なトラブルを抑えることができます。
間違いがあるのは悪いことではありません。
間違いを認めないのが悪いのです。
間違えればやり直せばいいだけのこと。
言い訳しないで認めたほうが、かえって好印象になることも少なくありません。
言い逃れ・責任逃れをしなかったことで「誠実」や「正直」が伝わるのです。
どうしても言い訳を説明したいなら、きちんと認めた後がいいでしょう。
言い訳をするなら順番が大切です。
きちんと認めて、誠実に謝ったうえで言い訳をすれば、比較的穏便に受け入れてもらえます。
正当な理由であれば、相手から理解を示してもらえるはずです。