生活の中で、ふと行動意欲が湧く瞬間があります。
本を読んだとき、人から話を聞いたとき、テレビ番組を見たとき。
よい情報を知ったら、一瞬で気持ちが高揚して、心が熱くなります。
何らかのきっかけで「やってみたい!」という行動意欲が湧いた経験があるのではないでしょうか。
この瞬間がポイントです。
純粋でない人は、ここで余計なことを考えてしまいます。
「失敗したらどうしよう」
「ばかにされたらどうしよう」
「どれだけ損があるだろうか」
「本当に自分に必要なことだろうか」
「いったん保留にしておこうかな」
必要な時間やお金、失敗したときのリスク、利害損得、メリット・デメリット。
行動する前から、さまざまな可能性を張り巡らして考えようとします。
もちろん慎重になるのはいいですが、考えれば考えるほど余計な雑念が出てきて、考えが鈍ってきます。
同時にマイナス面も目立ってきて、行動意欲がそがれていきます。
人間には、リスクを避ける本能があります。
最初は行動意欲があっても、さまざまなことを考えているうちに思考が混乱してきます。
深く考えれば考えるほど、不安要素に意識が向くようになります。
時間が経つと、やる気も冷めていく。
だんだん行動意欲がそがれていき、結局は行動しない結論に至るのです。
せっかく純粋な人になりたくても、ぐずぐずしていると、やる気も意欲も失われます。
そこで心がけたいのが「すぐ行動する習慣」です。
思い立ったら、すぐ行動する習慣をつけましょう。
純粋な人になるためには、思い立ったら、すぐ行動する習慣が欠かせません。
たとえば、本を読んで、いいことを知ったら、すぐ実行してみます。
「時間があればやってみる」「機会があれば試してみる」と考えるのではなく、すぐ取りかかることが大切です。
すぐ動き始めれば、勢いも出るので、成功率も高くなるでしょう。
旅行に行きたいと思ったら、できるだけすぐ計画を始めたほうがいいでしょう。
今すぐ旅行に行けなくても、調べたり計画を立てたりするくらいならできるはずです。
どうしても都合が悪くなれば、後からキャンセルをすればいいだけです。
もしすぐ行動することで失敗することがあってもいいのです。
失敗をしても経験が残ります。
失敗から教訓を学べるので、次に生かせるでしょう。
やる気は生ものです。
やる気の火が大きくても、ほうっておくと、すぐ消えてしまいます。
思い立ったら、その日のうちに行動を始めましょう。
できれば、思い立った瞬間から動き始めたい。
思い立ったらすぐ行動することで、やる気と勢いを上手に生かせます。
純粋な気持ちを大切にできるのです。