純粋な人になるために注意したい態度があります。
それは「人によって態度を変えること」です。
人によって態度を変えていませんか。
もちろん好意を寄せている人の前で、態度が少し変わるくらいならいいのです。
特別な好意があれば、笑顔が増えたり特別優しくなったりすることもあるでしょう。
「自分を気に入ってもらいたい」という心理が働きます。
もしくは好きな人の前だからこそ、ぎこちない態度になることもあるでしょう。
照れや恥ずかしさがあって、目を合わせにくかったり、どきどきしたりします。
特別な人の前では、普通の態度になりたくても、なかなか難しいもの。
恋愛感情があると、生理的な作用が働き、普通とは少し違った態度になるのは当然のことです。
しかし、生理的な作用ではなく、上下関係を意識した態度の変わり方となると話は変わります。
上司の前ではぺこぺこして、部下の前ではふんぞり返る。
年上には謙虚な態度になって、年下には乱暴な態度になる。
普段は普通なのに、レストランの店員の前では、急に偉そうな態度になる。
立場の高い人には丁寧になり、そうでない相手の前では乱暴になります。
こうした露骨な態度の急変に心当たりがあれば、要注意です。
上下関係を意識した態度の変わり方は、スマートではありません。
人によって態度を変える人は、純粋な人とは言えません。
人によって急に態度が変わるのは、打算や損得勘定が働いている証拠です。
周りから見て「裏表のある人」として映り、嫌な印象を受けるでしょう。
優しくされても「裏があるのではないか」と疑ってしまい、素直に喜べなくなります。
客観的に見たとき、丁寧な姿より乱暴な姿のほうが「その人の本性」として解釈されます。
普段は優しそうな人でも、あるとき乱暴な姿をさらけ出すと、周りの人から「こういう人だったのか」と幻滅されるのです。
自分の振る舞いを振り返ってみてください。
人によってころころ態度を変えていないでしょうか。
無意識の癖になっている人もいるでしょう。
「自分は大丈夫」と思う人にかぎって、意外と人によって態度を変えているもの。
もし癖になっているなら、今すぐ改善を心がけましょう。
純粋な人になるためには、誰にでも同じ態度を貫くことが大切です。
心がけたいのは「謙虚な態度」と「丁寧な言葉遣い」です。
普段から謙虚な態度と丁寧な言葉遣いを意識していれば、相手の立場や年齢に関係なく、一貫した態度でいられます。
態度に統一感を持たせることが大切です。
態度に統一感があれば、相手はあなたのキャラクターを正しく理解してくれます。