純粋な人になりたいなら、ぜひ作ってほしい時間があります。
それは「1人でまったり過ごす時間」です。
いつも誰かとつるんでいませんか。
勉強するときも、誰かと一緒。
食べに行くときも、誰かと一緒。
遊びに行くときも、誰かと一緒。
心当たりがあれば注意が必要です。
たしかに人と一緒にいるときは、楽しい時間を過ごせるでしょう。
寂しさがなくなり、楽しさが倍増します。
楽しい話ができたりおしゃべりを楽しんだりする時間は、有意義です。
私たちは、人間関係に囲まれながら生きています。
家には家族がいて、学校には友人がいて、職場には職場の人たちがいます。
どこに行こうと、誰かと一緒に過ごすことになるでしょう。
しかし、誰かと一緒にいてばかりいると、なかなか本当の自分に気づけません。
誰かと一緒にいると、その人と話をすることになります。
会話のとき、相手から何らかの影響を受けるもの。
「こうしたほうがいい」「こうしなければいけない」と、相手から言われることもあるでしょう。
ポジティブな話もネガティブな話も、いろんな情報を受けるはずです。
いつの間にか相手の話に惑わされ、自分の本心がわからなくなることが少なくありません。
楽しい話ができて有意義ではありますが、じっくり落ち着いて考えることが難しくなる。
人と一緒にいてばかりでは、楽しい時間を過ごせる反面、自分の本音や本心がわからなくなるのです。
そこで大切にしたいのが「1人でまったり過ごす時間」です。
1人でのんびり散歩を楽しむのもよし。
1人でレストランに行き、美食を堪能するのもよし。
1人で美術館や博物館に行き、芸術を味わうのもよし。
自宅では1人になれないなら、カフェに行くといいでしょう。
落ち着いたカフェなら、おいしい飲み物をいただきながら、リラックスした時間を過ごせます。
1人で過ごすのは寂しい印象があるかもしれませんが、誤解です。
有意義な時間を過ごせば、意外と1人でも寂しくないことに気づくはずです。
誰とも話をしていないように感じますが、実は自分と話をしています。
「これからどうしたらいいのだろう」
「自分にとって正しい選択はどれだろう」
「自分が本当にしたいことは何だろう」
1人の時間は、自分の心の声に耳を傾ける時間です。
1人になるからこそ、自分の気持ちや考えにも集中できるようになります。
いろいろな考えを張り巡らすことができるようになり、自分との対話ができる。
自分の本音・本心に気づきやすくなり、純粋な行動をしやすくなるのです。
純粋な人になりたいなら、少しでもいいので、1人でまったり過ごす時間を作ってみましょう。
邪念が取り払われ、心が清らかになっていくでしょう。
1日たった10分あるだけでも違います。
1人でまったり過ごす時間が、純粋な心を生み出していくのです。