引っ込み思案を克服する鍵は「感謝」にあります。
引っ込み思案の人は、感謝に気持ちが薄れていないか振り返ってみましょう。
感謝の精神がないがしろにされていませんか。
「感謝くらいできている」
そう思うかもしれませんが、実際はどうでしょうか。
感謝くらいできているという人に限って、意外と感謝を忘れていることが多い。
大きなことだけでなく、小さなことにも目を向けてみてください。
どきっとした人は要注意です。
引っ込み思案の人は、自分に意識が向いてばかりで、感謝の気持ちが希薄になっていることが少なくありません。
人からの親切を「当たり前」と思うのはよくありません。
感謝の気持ちを忘れていると、親切をされても、受け流してしまいがちです。
「仕事でしているだけだから、別に感謝する必要はない」
そう思っているなら誤解です。
仕事でしているとはいえ、きちんとお世話になっているのは事実です。
自分は今、多くの人のおかげで支えられていることに気づいてください。
楽しい毎日を過ごせているのは、友人のおかげ。
仕事がスムーズにできているのは、職場の人たちのおかげ。
荷物を受け取れるのは、運んできてくれる人がいるおかげ。
本を読むことができるのは、書いてくれた人がいるおかげ。
おいしい料理を食べることができるのは、作ってくれた人のおかげ。
そして、今まで無事に成長できたのは、育ててくれた親のおかげです。
「自分はこんなに恵まれている。多くの人のお世話になっている」
お世話になっている事実に気づけば、自然と感謝の気持ちが湧いて、いても立ってもいられなくなります。
小さなことにも目を向けることが謙虚であり、感謝です。
好意や親切を受けたときは、きちんと感謝の言葉を伝えましょう。
大きな親切だけでなく、小さな親切であっても、きちんとお礼を言いたい。
明るい声で「ありがとうございます」という一言を言うだけでいいのです。
「後から言おう」と後回しにするのはよくありません。
感謝を後回しにすると、気持ちの熱も冷めてしまいます。
親切をされた瞬間に感謝したほうが、より気持ちのこもった言葉を言いやすくなります。
スーパーやコンビニで商品を受け取ったときも「ありがとうございます」と感謝しましょう。
レストランで料理が運ばれてきたときも「ありがとうございます」とお礼を言いましょう。
宅配便で運ばれた荷物を受け取っているときも「お疲れさまです。いつもありがとうございます」と労をねぎらいたい。
ささいなことまで注意を向けると、感謝できるタイミングはたくさんあるはずです。
「感謝しすぎ」と言われるくらいでちょうどいい。
いま一度、感謝の気持ちを大切にしましょう。
何にでも感謝する気持ちを持ち、引っ込み思案を克服していきましょう。
本当に感謝の気持ちを大切にできているなら、引っ込み思案が克服できるのは時間の問題です。