「私は会話に自信がない」
引っ込み思案の人は、話し下手で悩んでいることもあるでしょう。
うまく会話ができないことに悩んでいて、コミュニケーションに対して消極的になっている人も多いのではないでしょうか。
実際のところ、コミュニケーション能力は「場数」です。
たくさんの会話を通して、失敗と成功を繰り返しながら、少しずつ上達していきます。
返事のパターンは多種多様。
さまざまな話題に臨機応変に対応するには、慣れも必要です。
話し上手な人の話し方を参考にするのもいいでしょう。
書店に行き、コミュニケーション上達の本を頼りにするのもいいでしょう。
うまく会話をするポイントは数多くありますが、あれこれ一度に意識すると、どれも中途半端に終わります。
そこで引っ込み思案の人の場合、次の3つのポイントから始めてください。
「明るく話す」「1つだけ話す」「結論から話す」です。
まず大切なのは「明るく話す」という点です。
引っ込み思案の人は、いつの間にか暗い雰囲気で話しがちです。
無表情だったり、声のトーンが低かったり、笑顔が少なかったりです。
「何を話すか」も大切ですが「どう話すか」はもっと大切です。
引っ込み思案を克服するなら、まず明るい話し方から改善するのが得策です。
声のトーンを上げて話しましょう。
にこにこしながら笑顔で話しましょう。
笑うときには、しっかり声を出して笑いましょう。
明るい話し方を心がければ、どんな話も心地よく感じるようになります。
一度にたくさん話すのは要注意です。
一度にたくさんの話をすると、頭の中がパニックになって収拾がつかなくなります。
話したいことは1つに絞りましょう。
たくさん話したいことがあったとしても、焦らず、1つに絞って話したい。
話し方がシンプルになり、話すほうも聞くほうも楽になります。
結論から話しましょう。
結論から話す話し方は、ビジネスなら基本ですが、プライベートでも心がけると聞きやすくなります。
「この前、嬉しいことがあったよ。それはね……」
「悲しいことがあったんだけど、聞いてくれる? あのね……」
「わからないことがあって質問してもいいですか。ここなんだけど……」
結論から話すと、これから何を話そうとしているのかわかるので、会話がスマートになります。
冒頭で明るい話なのか暗い話なのかを話すだけでも、ずいぶん話が聞きやすくなります。
相手の興味関心を引きつける効果もあるので、じっくり聞いてもらいやすくなり、話が続きやすくなります。
以上の3つのポイントを意識すれば、自然とコミュニケーション能力が向上します。
「何を話すか」より「どう話すか」です。
慣れないうちはうまくいきませんが、場数を通しながら根気よく続けていくことで、少しずつ上達します。