引っ込み思案を克服する方法の1つ。
それが「一人旅」です。
一人旅と引っ込み思案は無関係に思えますが、誤解です。
実際は深いつながりがあります。
一人旅は、すべてを自分でまかなわなければいけません。
旅先では、1人で行動することになります。
臨機応変な対応が必要であり、判断力や決断力が求められます。
リスクに対するマネジメント能力も求められます。
一人旅は、すべて自由である代わりに、すべてが自己責任です。
しかし、その大変さがいいのです。
一人旅は大変である分、引っ込み思案の克服につながるポイントが数多く存在しています。
自分で計画を考えなければいけないので「計画性」が身につきます。
1人で動いていかなければいけないので「行動力」が鍛えられます。
わからないことは人に聞かなければいけないので「度胸」がつきます。
その場その場で判断と決断をしなければいけないので「判断力」「決断力」が鍛えられます。
すべて自分が行わなければいけないので「責任感」も出てきます。
その状況に応じた判断が必要なので「臨機応変」も身につきます。
一人旅を通して、自分の心を鍛えることができる。
するとどうでしょう。
「自分はこんなに積極的なんだ! 自分はやればできる人間だ!」
一人旅を終えると、自分の中に揺るぎない自信が生まれているのを実感できるでしょう。
嫌でも積極的にならざるを得ない状況に陥るため、引っ込み思案の克服につながるのです。
「引っ込み思案だから一人旅なんてできない」と思うのは、誤解です。
心が強いから、一人旅をするのではありません。
一人旅をするから、心が強くなるのです。
自分を変えるには、ある程度の困難が必要であり、困難を乗り越えることで自分を変えていけます。
未知の世界に飛び込むと必死になるため、自分の潜在的な力を引き出せ、心を鍛えるトレーニングになります。
引っ込み思案を克服するアクションとして、ぜひ取り組んでみませんか。
いったん旅が始まれば、勇気を出して前に進むしかありません。
対人関係があるとしても、旅先で出会う人だけです。
旅先では初対面の人ばかりであり、長く滞在するわけでもありません。
笑われても大丈夫です。
恥をかいてもその場限りですから、勇気を出すには絶好の機会です。
自分の行きたい場所なら、わくわくしながら一人旅ができるでしょう。
旅を楽しめるだけでなく、引っ込み思案の克服にもつながり一石二鳥です。
抵抗があるなら、まず日帰りの一人旅から始めてはいかがでしょうか。
日帰りなら近場で済み、宿泊費用もないため、旅行費用も抑えられるはずです。
慣れてくれば、1泊や2泊の一人旅に挑戦してみます。
さらに慣れてくれば、海外旅行の一人旅に挑戦してみるといいでしょう。
一人旅を通して、新しい自分に生まれ変われるはずです。