引っ込み思案の人は、声が小さい傾向が見られます。
ぼそぼそした声。
蚊の鳴くような声。
張りのない沈んだ声。
もちろん事情がある場合なら別です。
体調が悪くて、声を出す元気すらないときもあるでしょう。
また、もともと喉が弱いこともあるでしょう。
喉に持病があって、小さな声しか出ないこともあるかもしれません。
しかし、事情はないにもかかわらず声が小さいなら、注意が必要です。
小さな声で話しているかぎり、引っ込み思案を克服するのは難しい。
イメージしてみてください。
小さな声で話す人がいたとき、あなたはどんな印象を受けるでしょうか。
きっと自信がなくて弱々しい印象を受けるのではないでしょうか。
では、あなたの声を一番聞いているのは誰でしょうか。
自分なのです。
つまり、声が小さいと、無意識のうちに自分のことを「自信のない人」と思い込みやすくなります。
声が小さいと、臆病な心が加速します。
声が小さいから引っ込み思案になり、引っ込み思案だから、ますます声が小さくなるという悪循環に陥るのです。
声のボリュームを少し上げましょう。
大声である必要はなく、少し上げるだけでいいのです。
声のボリュームを上げることも、コミュニケーション能力です。
声のボリュームを少し上げるだけで、元気が湧いて、積極的な気持ちも強くなります。
相手にも声が伝わりやすくなり、言葉に説得力が生まれるため、会話もスムーズになります。
声が大きくなると、明るく元気な雰囲気も漂います。
自分で自分の声を聞くことになるため、自分のことを「明るく元気のある人」と思えるようになり、自信につながるのです。
声のボリュームを上げることに、特別な練習は必要ありません。
意識さえすれば、すぐ実行できます。
「いつかやってみよう」と後回しにするのではなく、今すぐ心がけてみましょう。
声のボリュームを少し上げるだけで、引っ込み思案が克服に向かいます。
もし自分で声の大きさを確認しにくいなら、ボイスレコーダーを使うと、客観的に確認できます。
別途購入してもいいですが、あくまで声の大きささえわかればいいので、携帯電話に付属したボイスレコーダーで十分です。
自分の声が小さいと感じるなら、少しだけ声のボリュームを上げてみましょう。