引っ込み思案を克服には「積極的なコミュニケーション」が欠かせません。
「積極的なコミュニケーション」
そう聞いてイメージするのは、どんな様子でしょうか。
おそらく大半の人がイメージするのは「明るく積極的に話す姿」ではないでしょうか。
にこにこ笑顔で話をする。
面白い話で楽しませる。
抜群のユーモアセンスで笑わせる。
こうした会話ができれば、さぞ楽しい時間を過ごせるでしょう。
メディアで活躍するプロの司会者は、話し上手の達人です。
滑舌がよく、話のテンポもよく、次から次へと面白いネタを披露して、聞く人を飽きさせません。
「積極的なコミュニケーション=話し上手になること」
そう考えている人も多いのではないでしょうか。
ここに誤解があります。
積極的なコミュニケーションとは「積極的に話す」というだけではありません。
「積極的に聞く」ということも、積極的なコミュニケーションです。
話すのが苦手でも大丈夫です。
話すのが苦手なら、聞き手に回りましょう。
途中で話を折らず、相手の気が済むまで、たっぷり話を聞くようにします。
適度に相槌を打つようにします。
相槌は、コミュニケーションを盛り上げるスパイスです。
タイミングよく相槌を打てば、ますます話が盛り上がります。
単調な相槌もいいですが、できるだけバリエーションのある相槌を心がけましょう。
「うんうん」
「なるほど」
「さすがですね」
「知らなかったです」
「すごいですね」
「センスがありますね」
「そうですね」
聞き上手になれば、相手は気持ちよく話をすることができ、満足してくれるでしょう。
自分の話し方を振り返って、話してばかりになっていないか、再認識してみてください。
とにかく積極的にたくさん話せばいいと思って、ぺらぺら話してばかりいると、相手をうんざりさせてしまいます。
もちろん聞いてばかりもよくありませんが、話すのが苦手なら、聞き上手に徹するのは賢明な判断です。
話すことと聞くことの割合は「2対8」が理想的です。
しっかり話を聞くこともコミュニケーションです。
きちんと話を聞いてくれる人は、包み込むような雰囲気が出るので、多くの人から慕われるでしょう。
あなたに好印象を持ってくれるのは間違いありません。
相手から「聞き上手だね」「何でも話を聞いてくれるな」と言われるくらい、たっぷり話を聞こうではありませんか。
聞き上手になることも、積極的な姿勢の1つなのです。